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歯の噛み合わせ

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2007年11月27日

患者さんとマスメディアとのコラボレーション

 1993年12月日本全身咬合学会発足と同時に岡山で“健康と咬合を考える会”を設立したのですが、有名無実で全然機能していませんでした。 そこで何とかこの会に日の目を見せれたらと考えていたのです。
 私と出逢いのあった患者さんで、結果が出て健康を取り戻した方々に声を掛けていき、30数名の方が賛同して下さいました。
 “噛み合わせ治療とはいかなるものか?”真の苦しみ、楽しみについてフリートーキングして頂き、その生の声をマスメディアの方々へ「噛み合わせ治療が人間の健康にいかに関係しているのか?」を聞いてもらい、それについてディスカッションの場を近々設けようと考えています。

投稿者:池上 孝

2007年11月26日

アゴを出すという事と健康

アゴを出すという言葉を聞いて、何を連想しますか?
健康な人と健康を患っている人の顔を見比べて下さい。
健康な人は、エラが張って角ばった顔立ちで上下の歯が真っ直ぐで、キッチリ隙間がなく、全てが咬み合っているか、下のアゴが上のアゴより、少し前方に突き出して(受け口)咬んでいる人が多いと思いませんか?
アスリートの人々はこの様な噛み合わせの人が多いのです。
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又、噛み合わせが低く、下のアゴが後方に引けて、上の歯は見えるが、下の歯はほとんど見えない、深い噛み合わせの人は、下の唇は薄くなり、口角は下がり、口の周りにしわを作っていて猫背の人々の多くは、健康を患っている人が多い事に気付きませんか?
私が考えるに、下のアゴをつき出す事により、気道が拡がり、口腔内の容積が大きくなり、その結果、酸素を多く取り込む事で、疲労の回復を早くはかっているのです。噛み合わせ治療の結果、ほとんど下のアゴは前に出てきて、身体の歪みは是正され、姿勢も良くなり、それは福相であり、健康美ではないでしょうか。


【顎(アゴ)を出す】ということわざの意味・・・
1.ひどく疲れる。                         【広辞苑】

2.ひどく疲れて、足が思う様に動かず顎だけが出る。
  疲れきる。                           【大辞林】

3.ひどく疲れて足が動かず、顎だけが前に出る。
  疲れきってどうにもならない状態を例えていう。      【大辞泉】

4.歩き疲れると顎を前に出すような形になる事から、ひどく疲れる。
  手に負えないで困る。
  (参考)「顎」は「舌」の事で、疲れて舌を見せ、
       ハァハァやっている様子を言うとする説。     【故事・ことわざ慣用句 成語林 旺文社】

5.(長距離を歩いて疲れると足が進まず、顎が前に出るかっこうになる事から)
  疲れ果てて、歩き続ける気力を失う。
  また、仕事などがうまく進まず困り果てる。        【故事・ことわざ+慣用句 三省堂】

投稿者:池上 孝

2007年11月22日

現代医学での「異常ナシ」

身体に何らかの不調か、異常を感じた時に不安を抱いて病院を受診される方は結構多いと思います。
そこで、血液、尿、画像検査(レントゲン・CT・MRI等)等を受けても、異常値や他覚的所見(第三者からみて)が認められない場合は「異常ナシ」と診断されます。
しかし、本人には自覚症状があり、「異常ナシ」では納得出来ませんし、不安は募るばかりですね。
最悪の場合は心身症とか、気のせい、年のせい、精神的なもの・・・と診断され、薬を処方される事もあります。
原因のない結果は絶対ありませんが、これが現代医学の盲点なのです。
例えば、頭痛でお悩みの方は多いと思います。頭痛外来等で「異常ナシ」と診断されて薬を服用している方など、原因不明の症状で、お悩みの方は、信じがたいでしょうが、ぜひ、噛み合わせを選択肢の一つに考えてみて下さい。

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歯を削るのではなく、入院も、手術もしないで、常に口の中にマウスピースの様なものを入れて、現在悩んでいる症状に対して診断をするのです。
もちろん、薬も処方しませんので、副作用の心配も、いりませんね。

投稿者:池上 孝

2007年11月20日

噛み合わせの常識と非常識

世間一般、誰でも“噛み合わせ”は重要で大切であるという事は知っていますね。
では一歩突っ込んで、「どうして?」、「なぜ重要ですか?」の質問にどこまで答えれますか?
ただ噛めば良いという、小さい問題ではないのです。
現代医学は“木を見て森を見ず”と言っても過言ではないかと思います。
私の言う噛み合わせは、一歩下がって、木も森も見る統合医療(ホリスティック医療)と考えています。
これからの高齢化社会に向かう中で、この“噛み合わせ”が全身にいかに影響を及ぼしているかを知って頂き、N.N.K(寝込んで、寝込んで、苦しむ)の人生ではなく、健康寿命を延ばす事で、P.P.K(ピンピンコロリ)の生活を送りたいですね。それは、医療費の削減にも繋がるという事を知って頂きたいと思います。
5ヶ月前より“噛み合わせ”が全身にどの様に影響を及ぼしているか。について、結果の出た患者さんに、教えられた事実を基にして、私の思いを書き続けていますが、読まれた方々はどの様に感じておられるのでしょうか?
ホームページのメールに皆さんのご意見等、一言書いて下されば幸いです…。

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その他にも、このホームページを見て、困った事や、悩みをお持ちの方は、気軽にご相談下さい。
FAXや、お電話でも受け付けております。

投稿者:池上 孝

2007年11月19日

透析と涙液・唾液

透析を受けている人々の症状として、全身の倦怠感、血圧の上昇、貧血、上まぶたが腫れぼったいなどの顔や足のむくみ、頭痛、肩コリ、腰がだるく重い等が言われています。
そして水分の摂取量は厳密に制限されている為に水分に飢えて口と喉はカラカラの状態ではないでしょうか?
唾液も涙液も同じ腺細胞由来ですから、ドライアイ、ドライマウスは同時に発症していると考えられます。
一方、私が考えるに全身の症状で見てみると、眼症状として、目のコロコロ、チカチカ、まぶしい、目が疲れやすい、口腔症状として、喉が渇く、いがらっぽい、エヘン虫、風邪を引きやすい、消化器症状として胃弱と言われる胃もたれ、ムカつき、胸やけ、便秘、下痢等が現れていると思います。
これらの諸症状に対して涙液・唾液が増量する事により、かなり有効と考えられます。
現在の日本、いや世界の医学会では、ドライアイ・ドライマウスは年のせいで片付けられていますが、噛み合わせ治療により、涙液、唾液が私の臨床で90%以上増量している事実を知って頂きたい。

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術前は涙液が少ない為、フラッシュに対してまぶしい為に、目を閉じていますが、術後では、涙液が増量した為に、バッチリと開いていますね。また、術前、首の筋肉(胸鎖乳突筋)と術後の筋肉を比べてみると、前傾だった頭が起き上った為に、筋肉が緊張してきているのがわかりますね。
その他改善した症状は、口渇、便秘、熟眠、頭痛、耳鳴り、足のダルさ、胸のムカつきが消失して、食欲が増進、花粉症の緩和、そして汗が出る様になったそうです。

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治療により、噛み合わせが高くなった後の唇の形としわ等の違いを見て下さい。
透析時、時々引き付けが起きていたが、噛み合わせ治療により、引き付けは消失していたそうです。ところが、スプリントを外して寝た時には、引き付けが起きたそうです。
その他の改善症状は、口渇、熟眠、起床時の頭痛、便秘、首、肩コリの緩和を認めたそうです。

透析の患者さんにとっても、涙液、唾液の増量はまさに特効薬ではないでしょうか?

投稿者:池上 孝

2007年11月12日

日本では昔から「高枕を好む」傾向にありますが、高すぎても低すぎても、首、肩に負担が掛かり、交感神経の緊張を高め、グッスリ眠れないばかりか、コリや痛みだけでなく、イビキ、無呼吸を引き起こす原因にもなります。
枕は自分の首を合わすのではなく、立った状態で背中のラインと頸椎の隙間のS字になったくぼみを測り、それに合った高さの枕が首にやさしい枕で、枕をしている事を全く意識しないでよく眠れ、朝起きた時に爽やかに目覚められる枕が、最も自分の首に合った枕です。
又、身体の下側部分のしびれ(うっ血)を防いだり、発汗によるムレをとり、筋肉の疲れをとる為に、一晩に20回以上の寝返りをしているのです。
具体的には後頭部、首、肩にそれぞれ、 2.5:1:1.2 の割合で圧力が加わる枕に寝た時、人は最も睡眠出来ると言われています。
自然に立った時の姿勢が、寝ている時もそのまま保てる事が、枕の基本ですが、それ以前に噛み合わせ治療により、本当に健康と言える姿勢になってから枕を考える事が、最終的に最も自分の首に合った枕と言えるのではないでしょうか?

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投稿者:池上 孝

2007年11月05日

免疫力

人の体は病原体から身を守る免疫力を備えていて、健康なら免疫力は高いのです。
年を取るにつれて免疫力は低下していく為に、自然と病気になりやすいのです。
大人の50%はヘルペス(熱の花)持ちと言われています。
ヘルペスは普段、神経節でおとなしく眠っていますが、宿主の免疫力が低下したのを血液が察知すると、性器や唇に水泡を作って、他人への感染を待っているのです。
また、過労やストレス、酒の飲みすぎによってインフルエンザ等の感染症にかかりやすくなり、病気になった時には回復が遅くなったりします。
その予防法として、栄養バランスの良い食事を、良く噛んで食べたり、物事をプラス思考で捉えたり、笑う事などが言われています。
また、噛み合わせの悪さが、発ガン物質を無害化する唾液の働きを鈍らせたり、免疫力を低下させて、ガンにかかりやすくなる事も指摘され、噛み合わせ治療により、背骨の歪みが是正され、姿勢が良くなり、免疫力だけでなく、ホルモン力も高まるとも言われています。
ぜひ、予防法のプラスアルファとして、噛み合わせ治療を考えてみて下さい。

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投稿者:池上 孝