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歯の噛み合わせ

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2009年06月29日

私のスプリント療法における診断

スプリントは診断の為のものであって、治療法ではありません。診断する為には1つでも多くの診断法を用いて患者さんに提示して、まず私が有効であるかどうか判断して診断します。
診断は、短期間で行わないと、長期間に至ると、顎が閉じられなくなったり痛みが出る等、障害が出る可能性があります。
スプリントを装着し調整する事で、下顎は自然に身体のバランスの位置に移行します。
歪みが変わり、姿勢が良くなることで、身体症状に変化を認めます。
次に初心時に行った診断法を再度施して、初診時とスプリント装着時の変化を確認してもらい、私自身がまず診断を付けます。
次に、患者さんにスプリントを再度外してもらい、初診時の噛み合わせに戻して、身体の症状の変化を見てもらいます。
すなわち、スプリントを装着することで身体の歪がなくなり症状改善されたものがスプリントを外すことで元の身体の状態に戻り、全身症状が現われれば、それは噛み合せによるものであることを自分自身で知ることができます。
その症状の改善が患者さん自身に必要か否かによって、噛み合わせの可否の最終的診断を付けてもらうのです。
スプリント装着後、調整する事で下の顎は自分自身で健康にマッチする位置に移行すると確信しています。


投稿者:池上 孝

2009年06月22日

私の考える噛み合わせ治療のスプリント療法

噛み合わせ治療には2つの方法があります。
1つ目は、自分の歯を削って調整する方法です。
この方法は一度、歯を削るともう元には戻りませんから、慎重な診断の基で行われなければなりません。
もう一つはスプリントを用いて(マウスピースのようなもの)、そのスプリントを調整する方法で、症状の改善を確認しながら診断するものです。
スプリント療法を行って、全く症状の改善が見られなかった人には、多分、夜間のみの装着で顎関節症状のみの追及で他の症状の変化は見過ごされているのではないでしょうか?
私が思うに、スプリント療法は診断するために用いているものであって、治療するものではないと言うことです。
(私の20年の症例で2例だけ、自然治癒らしきものはありましたが)
私のスプリント療法は食事以外常時スプリントを装着してもらい全身の症状の変化の追及を行い、診断するものですが、最終的には患者さん自身にスプリント療法における診断を付けてもらいます。
次回は私の診断方法について。


投稿者:池上 孝

2009年06月15日

現在の顎関節症の考え

顎関節症とは、顎の関節部、関節の筋肉の痛み、口が開けにくく、痛みを伴い、顎関節部で音がする、慢性的な病態の診断名なのです。
原因は不明で、20代から30代に多く、女性の方が男性の2~3倍と多いが、高齢になるにつれて減少しています。
原因は不明といわれていますが、食いしばり、歯軋り、噛み癖、歯科治療後噛み合せの変化等が何らか関係あると言われています。
治療法として、東洋医学的療法(鍼灸、整体マッサージ)、薬物療法、外科的療法、スプリント療法が行われています。
顎関節症の診断でスプリント療法を行ったけれど違和感が強く、症状も全く改善されなかったり、噛み合わせ治療で歯を調整してもらったけれども、症状の改善が見えなかった為に、もう諦めていませんか?それもスプリントを夜間のみ装着して顎関節の変化のみを追及してうやむやになっていませんか?
顎関節症という診断は、西洋医学的な診断名であって、顎関節しか見ていなくて、正に「木を見て森を見ず」の状態だと思います。一歩下がってその人の全身を見てみると、身体には歪みがあり、全身的な不快症状を訴えていると思います。
又、顎関節自体に何の異常も認められないけれど、全身的な不快症状を訴えて、耳鼻科、眼科、整形外科、内科・・・とドクターショッピングを繰り返していませんか?
ではどうすればよいのでしょうか?次回は、私の考えるスプリント療法についてです。

投稿者:池上 孝

2009年06月12日

TV放送のタイトルが決まりました!!

「命を救うAED」にタイトルが決定したそうですv
テレビ放送が今から楽しみです^^

投稿者:池上 孝

2009年06月10日

またまたまたTV放送!

といっても、今度は噛み合せについての放送ではありません^^;

6月15日(月)、6月22日(月)
OHKスーパーニュース
6:10~7:00の間で、「AEDのその後」(仮題)で5分間の放送があります。
見てください^^

投稿者:池上 孝

2009年06月08日

全身の歪みと、全身の不調

筋肉のしなやかさを失い、アンバランスの状態が「ゆがみ」なのです。
体の一部でゆがみが起こるとほかの部分でバランスを保とうとすると歪みが全身に及ぶのです。
例えば、猫背の人胸側の筋肉が収縮され、背中側の筋肉が引っ張られるために、頭を前に傾して、前にのめるのを防ごうと背骨を曲げてバランスをとっているのです。
歪みの起こる部位は、顎、背骨、骨盤、膝、足なのです。
顎は、顔と体のバランスをとっています。
肩は骨格を支える、大きな筋肉があり、背骨はS字状カーブによってバランスを取って全身を支えています。
骨盤は全身のゆがみが終結する、体の要の部位であり、腸、子宮、卵巣などの臓器があって、姿勢が悪いと骨盤が後ろに傾き、全身に影響を及ぼしやすいのです。
股関節は骨盤とは球のような骨で連結していて、安定が悪く、ずれやすく、悪い歩行、悪い姿勢でずれやすく、可動域が狭くなると老化現象が起こりやすいといわれています。
膝は前後に可動域が大きく、足や股関節からの影響を受けやすい部分で、靭帯や軟骨を傷めやすいのです。
足は体重を支えて衝撃を分散させる「アーチ」を形成していますが、ゆがみやすく、間違った靴や、歩行で「アーチ」が崩れやすく、扁平足、外反母趾、足首のねんざ等を起こしやすいのです。
体のどの部分からでも起こる歪みにより、ゆるやかなS字カーブが崩れることで、背骨に沿って走る自律神経に悪影響が出て、全身の不調にも繋がっているのです。
顎の歪は歯の噛み合わせが大きく関係していると言っても過言ではありません。

投稿者:池上 孝

2009年06月01日

顎のずれとうつ病、更年期障害

二足歩行の人間は、顎、肩、背骨、骨盤、股関節、膝、足の全身で前後、左右、内外のバランスを保っています。
人間は下顎は頭蓋骨からぶら下がっている様にしてついていて、上下、左右に動かすことで咀嚼していますが、顎は顔と体のバランスをとっていますが、前後、左右にゆがみやすいのです。
顔のゆがみは、シワ、たるみ、の原因に繋がり、噛む事で骨細胞を活性化させて、骨の成長を促進させますが、片側噛みの人は、片側の骨ばかり成長するために、顔のゆがみの原因になります。
また、抜けた歯を放置すると、その隙間に前後の歯が移動したり、抜けた歯の周囲の筋肉が陥ぼつするために、顎がずれたり顔のゆがみが起こるのです。
下顎は頭蓋骨につるされていて、体のバランサーの役を果たしています。
背骨は全体でゆるやかなS字状カーブを形成することで、バランスを取っているのです。
下顎がずれると、バランスを取ろうと頭が傾き、頭を支える頚椎、さらに胸椎、腰椎、仙椎に歪を生じS字カーブが崩れることで、背骨に沿って走る自律神経に影響が出て、頭痛、首コリ、肩コリ、腰痛などの不調を生じることもあります。
噛み合わせ治療により、脳の血流がアップすると測定結果も出ています。
脳科学者の、澤口俊之理学博士は、「ホルモンの分泌をつかさどる、視床下部や脳下重体の働きに関わる、前頭眼窩皮質の血流が、上昇、増加していて、この部位はうつ病になると活動が低下する部でもあり、更年期症状にプラスに働く可能性もある」と報告しています。

投稿者:池上 孝