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歯の噛み合わせ

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2010年02月08日

私のインプラント考

インプラントとは、歯を失った歯に代えて人工の歯根を、顎の骨に穴を開けて埋め込んで、その上に人工の歯を作って自分の歯の様な感覚で、噛めて、健康で快適な生活を取り戻すものです。
成功率は97%と言われて、上顎では96.3%、下顎では98.4%と言われています。
虫歯の為歯が欠けたり、抜けたままだったり、片方だけで咬んでいると、噛み合わせは必ず低くなり、又歯も何年も使っているとすり減って、上下の高さを失い低くなり、全体の噛み合わせのバランスが崩れることで、顔の歪や頭痛、肩こり、腰痛等の原因不明の症状が現れて全身への悪影響が必ず出てきます。
そこで歯の「かみ合わせ」を考えず、インプラントを埋め込んで、そのままで咬めるようにしても、歯は入って、噛み合わせが一見何の問題がないように見えても、どうもうまく噛めなくて、全身の健康が損われていることもあるのです。
インプラントを埋入して、骨にしっかり固定して、最終の人工歯が入るまでには数カ月の期間があります。その間、仮の歯の時にスプリントを用いて、その人の全身の健康に良い顎の位置を探求することで、機能的にも審美的にもバランスが良くなるとスムーズにしっかり噛めるようになり、口の周りが若々しく、笑顔も美しく、見えるようになる事はもちろん、全身的にも健康を取り戻すことができるのです。
私のインプラント歴は古く、岡山でも早期に取り入れておりましたが、ただ単に部分的に歯がないからインプラントを埋入していたのです。
今回インプラントの使いまわしというあってはならない事件がありましたが、絶対にあってはならないことです。


次回は私の現存のインプラントの考えに就いてです。

投稿者:池上 孝