お問い合わせ先
岡山県岡山市中山下1-5-38
池上歯科医院
TEL:(086)-231-0086
FAX:(086)-234-2999

歯の噛み合わせ

TOPページ>>歯の噛み合せ

2011年01月18日

元気と若さを噛み合わせ治療で取り戻す

平成元年より噛み合わせ治療を始めて22年を経過し、約1000 症例の健康を取り戻して元気になった患者さんに、後押しされて現在に致っています。
私はあくまで歯科医ですので、全身を見るに当たっては歯科医科連携して、症例を積み重ねることで、これからの医療が変わることを期待しています。

顔貌と姿勢は年と共に、老け顔、猫背等の老人様に変化すると言われています。
今までの医学は、これも年のせい、老いのせいで自然現象として片付けられていて、ほとんどの人はそれを受け入れています。

身体も年をとるにつれて、あちこちに、ガタが来て、困り果てて病院に行って検査をしてもらい、その結果で、はっきり病気という診断が付けば、それは治ります。
しかし検査をしても異常が見つからず、もがき苦しんで、ドクターショッピングを繰り返しても、症状は好転する事なく、東洋医学的(鍼灸、マッサージ、整体等)方法、サプリメント等で対応してみても一時的に症状の緩和を見るが、持続しません。それは根本的な治療ではないからです。
例えば、マッサージ、整体、カイロプラテック等施術後、起立した時、今までの歯の噛み合わせの位置が、違っている事に気づかれた方もおられると思います。
その下顎の位置こそが、バランスの取れた、身体の健康を維持するのに一番適した位置なのです。
だから、そこで噛める様にすれば顔貌も若々しく姿勢も良くなり、健康を取り戻す事も可能なのです。

長い人生において歯を使う事で硬い歯でもすり減って、上下的に噛み合わせは低くなり、下顎は後方に引け、頭は前に傾き、バランスを取る為に背骨を曲げて猫背になっているのです。
顔貌も噛み合わせが低くなると、口唇のまわりにしわをつくり、口角は下がり、唇は薄くなってへの字になり姿勢も猫背になり、老人様になっているのが現状です。それは全て年のせいと皆様は諦めていますが、噛み合わせ治療により、顔貌も姿勢もタイムスリップして若々しくなって元気を取り戻す事も可能なのです。

 

 

 

 

投稿者:池上 孝

2011年01月11日

噛み合わせと介護5の改善された1症例

88歳男性、介護が必要で、手足が不自由でほとんど動かなく、施設の中で車椅子生活だったのですが転倒後、義歯が入らなく食べられなくなり、胃瘻も考えられたのです。
口は半開きで奇声を発して、うがいもゴックン(嚥下)も出来ない状態でした。
義歯に上下で約2㎝挙上したスプリントを装着し、噛み合わせ治療を始めると、直ちに唾液が増え、よだれが垂れ落ちる様になりました。その後コックンが出来る様になり、今まで飲み物で、むせていたのが、うがいも出来る様になるまで回復してきたのです。
手は少しずつ拳がり出し、歯ブラシを口にまで運ぶことも可能になり、ついにスプーンを保持して、介護はいりますが食べられるようになりました。

足も少しずつであるけれども動き出して、1ヶ月後には足を持ち上げて静止が出来、蹴る力も出てきました。
最初は動物的な言葉を発していたのが、まだらボケ状態が少し改善されたのか、意思の疎通が取れる様になり、会話も出来だし、詩吟が歌えるまでになったのです。
そして、尿意、便意を感じ言葉で言える様になり、握力が出て来た為に、トイレの手すりが握れる為、介護はいりますが、便座が使用できる様になってきたのです。
最初は不消化便であったものが、今では軟便になり、臭いも大きく変化したそうです。
介護も楽になりベッドでのパッドの交換もなくなり、室内の臭みもなくなったり、普通の車椅子で自分で少しずつですが移動が出来る様になり、介護5が介護4 になりました。夜間の睡眠も改善されている様です。
私が思うに、咬合治療により、自律神経が調整され、唾液が増加し、消化が改善され、便が変わった事と、前頭葉眼窩皮質の血流が改善された為にまだらボケ状態が改善されたものと思います。

家族の方、介護の方の協力により、たったの一例ですが貴重な経験が出来た事に感謝しています。

症例の写真を提示いたします。




※全ての写真は、動画の中の静止画像です

投稿者:池上 孝