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歯の噛み合わせ

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2011年02月23日

私の顎関節症の考え方

顎関節症でお困りの方は多いと思います。
顎関節症とは以前より口が開きにくくなったり、口を開けたり閉じたりすると顎関節部に痛みを感じたり、動かさなくても痛い事もあります。
食事の時やあくびをする時、普通に口を開けるだけでも顎関節部から音がしますが、赤み(発赤)、発熱、腫れ(腫張)などの炎症の症状はありません。
物を噛む時に顎を動かす筋肉や顎関節部の骨の異常から、噛み合わせが悪くなり、筋肉や関節に負担がかかり過ぎて、それに耐えきれなくて症状が起こると言われています。
これは顎を中心に見た症状です。正に木を見て森を見ず、現代医学そのものですね。
一歩下がって身体全体で見ると、顎がずれる事で骨格的に歪みを生じて、脊椎の変形症を起こし、腰痛、膝痛などの身体の不調にも影響を及ぼしているのです。
身体の不調が歯科治療後に起きたのであれば、それは間違いなく歯の噛み合わせが原因の可能性が高いのです。
現在行われている治療法は対症療法としての 理学療法、薬物療法、外科療法が行われています。
あるいは、生活指導等で正しい姿勢で、正しい咀嚼に心がけましょう、と言われていますがどうでしょうか?
歯科的には、顎関節症やくいしばりの抑制を目的として、多くは夜間のみ装着のスプリント療法等行われていますが、結果はどうでしょうか?
多くはうやむやになっているのではないでしょうか?

次回はスプリント療法の私の考えについてです。

投稿者:池上 孝