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歯の噛み合わせ

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2014年07月11日

信用金庫セミナー

9月25日(木)
おかやま信用金庫内山下支店にて、第三回目のセミナーを開催する事が決定しました。
原因不明の頭痛、首・肩コリ等の未病でお悩みの方、是非お話を聞いてみてはいかがですか?

投稿者:池上 孝

2014年07月11日

マウスピースと未病について

「マウスピースで病気が治る」表示に対し、消費者庁が根拠なし。
マウスピースを装着する事で下顎のずれから生じる慢性疾患(ぜんそく、アトピー性皮膚炎、腰痛、認知症、不眠症等)から解放されると表示したが、効果を裏付ける資料、データ等確認出来ず、根拠も示されず法律に基づき表示をしないよう消費者庁に命じられた。(2014年7月4日(金) NHK17時34分   読売新聞7月4日(金) 19時56分 )
この記事、放送を目にした人は多いと思います。
現在は噛み合わせに対して言いたい放題、やりたい放題、取り放題の現状に私の25年間の臨床経験から、マウスピースに対する私の考えを述べさせていただきます。

スプリントも現在多種類のものが存在していますが、それも上顎に装着、下顎に装着、上下に装着、歯の一部分に装着するものがあります。
それもほとんど夜間のみ装着するケースが多い。
そのスプリント装着目的の多くは歯軋り、いびき、無呼吸症候群に対しての防止目的が多いと考えます。
私が考えるスプリントは治療する物ではなく、あくまで診断するための物です。
装着は夜間のみでなく、食事時以外1日中装着することで頭位が変わり、姿勢が変わり、全身症状の改善を追求して診断する為の物です。
又、だらだらと長期間装着すると、顎関節症症状や、口が閉じられなくなったりする危険を伴うこともあるのです。
症状の変化が認められなければ、噛み合わせに関係がない事を伝えて早期にスプリントを外し、中止します。

私の診断には1つでも多く提示できるCoメディカル的な物を取り入れて、スケールとして表示していますが、最終的には患者自身がスプリントを装着し、症状の改善を認めるがスプリントを外す事で、その改善症状が再現されれば噛み合わせが病気に関与している事を自分自身で認識、診断してもらいます。
このスプリント療法は、外す事で元に戻る再現性と診断がつくまで歯は削らない、手術をしない、薬は飲まないから副作用がないのです。

私の方法で10人のうち3人は違和感、喋りにくい等で中止、次の3人は色々と考えて中止、残るのは4人くらいです。
その6人に対して私の口からデータ等で改善しているから治療しなさいと言う事はありません。
あくまでも自分自身で装着時の改善症状と、外した時の自分自身の身体の状態と比較して、自分にとって噛み合わせ治療が絶対に避けて通れないものかどうかで診断してもらうことです。

自分で診断がついて初めて治療に移行するのもですが、治療はその高さ、顎の位置で噛める様にするものです。
私の行う治療対象者は、噛み合わせが低くなっている未病状態で困っている人なのです。


投稿者:池上 孝