2014年11月25日

目の周りや顔のけいれんと噛み合わせ

●顔面ミオキミア
目の周りの瞼の下がピクピクとけいれんを起こすもので、まぶたの下の筋肉が勝手に、不規則・短時間ピクピクと細かいけいれんが起こります。
目の疲れや睡眠不足などが原因と言われています。

●眼瞼けいれん
急に両方の目がギューっと閉じてしまい、しばらく目を開ける事が出来なくなります。
始めは短時間の収縮から始まり、まばたきが多くなり、まぶしさを感じる様になり、ドライアイと併発する事もあります。
次第にまばたきの回数が多くなり、明るい所では異常にまぶしく感じて、まぶたを閉じてしまう為、指でまぶたを持ち上げないと見にくくなります。
40代～70代の中高年の女性に多く見られます。
まぶたが垂れ下がる、眼瞼下垂と区別しなければなりません。

●眼瞼下垂
まぶたが垂れ下がって上がりづらくなる状態で、多くは加齢やコンタクトレンズが原因で、9割近くは腱膜性と言われ、50歳過ぎから見られます。
まぶたが垂れる為、見た目が悪くなるだけでなく、ひどい場合では瞳まで隠れる為、視野が狭くなり下がったまぶたを上げようとする為、眼が疲れやすくなります。
多くは手術で対応しています。

●顔面けいれん
眼の周りに軽いピクピクしたけいれんが起こり、次第に同じ側の顔面に広がっていき、顔がキューっとつっぱったり、歪んだ表情になる事があります。
顔面神経が血管に圧迫されて起こると考えられていて、脳外科等の専門医の診断が必要です。

●噛み合わせとの関連性
眼の周りや顔のけいれんでお困りの方はもちろん眼科を受診され、症状が改善すれば問題ないのですが、改善されない場合、咬み合わせを視野に入れてみてはいかがですか？
噛み合わせ治療の中でエビデンスはないのですが、改善症例を経験しております。
私が思うに、噛み合わせ治療により、目を含め顔全体にリラクジェーションが起こり、自律神経が調整され、副交感神経が優位に働き、筋肉の緊張が取れ、血流が良くなり、その結果、涙液・唾液が増加して症状改善に繋がると考えています。