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歯の噛み合わせ

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2016年08月20日

介護、認知症にも関係する「歯の噛み合わせ」

健康の四大原則は、快食、快眠、快便、そして運動です。
これが歯の噛み合わせに大きく関係している事を知って頂きたいと思います。
人間の姿勢は、頭の位置によって決まり、頭の位置は噛み合わせによって決まるのです。
今まで“噛み合わせ”をどの様に理解していましたか?
ほとんどの人は、上下の歯で顎関節を中心にして物をカチカチ咬んでいる状態を想像していると思います。
良い噛み合わせとは、牛が物を咬んでいる時、顎が前後、左右に動かして物を咬み砕いている姿を思い出してみてください。
貴方は下顎が前後、左右、痛くなくどちらにでも動き、良く咬めて健康な状態が保たれて満足出来ていますか?
歯があっても顎の動きが悪く、痛くて、咬みにくく悩んでいませんか?
義歯の方はあっちこっちが痛く、咬みにくく、外れやすく、食べる時以外や夜間は外していませんか?
それは誤嚥性肺炎、不眠にも関係する可能性があります。
ただ単に口元と歯だけ見るのではなく、一歩下がって身体全体を見るとどうですか?
姿勢は悪く身体は歪んでいて、睡眠不足に悩み、頭痛を始め、ドライアイ、ドライマウス、首、肩、腰、膝痛で、便秘、下痢の症状で困っていませんか?
これらは検査をしても、多くは原因不明で対症療法で、薬に頼っていませんか?
健康な人は姿勢と噛み合わせが良くて、身体はシャキッとして、若々しくて、生き生きと活発に活動していませんか?
健康を損なっているほとんどの人は、姿勢と噛み合わせが悪く、バランスも悪く、歩きもぎこちなく、猫背の人も多く、杖に頼っている人もいますね。
これもほとんどの人は、年のせいで老化現象と考えて諦めていませんか?
また、この様な状態が続くと、動きも脚の上がりも悪く、ちょっとした物につまづいて、転倒しやすく、ねんざ、骨折、そして入院、そして寝たきりにも繋がり、引いては認知症、行く行くは介護の世話になる可能性もあります。
人間を長く続けていると、歯もすり減って、短くなったり、抜歯等で咬み合わせは確実に低く低くなっているのです。
その結果として、姿勢は前から見れば頭、肩、骨盤もどちらかに傾いて、身体は歪んでいます。
横から見れば、猫背になり、次には杖に頼る様にもなるのです。
原因不明で悩んでいる方に噛み合わせ治療(高くする事)で頭の位置が変わり、姿勢も良くなり、健康を取り戻す事実を知って頂き、噛み合わせの脅威と重要性を知って頂きたいと思います。

投稿者:池上 孝