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池上歯科医院
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歯の噛み合わせ

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2016年12月27日

唇、瞼、目の周囲のけいれんと噛み合わせ

唇がひくひく、ピクピクするのは、疲れ、ストレス等により血流が悪くなっているからです。
唇が赤いのは多くの血管や神経が集っているからです。
疲れやストレスが加わると疲労物質の乳酸が筋肉の動きを鈍らせ、血流が悪くなり、痙攣が起こりやすくなります。
ヘルペスが出来やすい人は唇が痙攣しやくなります。
ヘルペスは神経性ウィルスで、一度かかると唇の筋肉や神経に傷ついて痙攣しやすくなると言われています。
疲れたり、病気になったり、ストレスが溜まると、唇がカサカサしたり、荒れて来るのは疲労物質が溜まっているからなのです。
また、ビタミン、ミネラル等栄養不足、心因性のもので緊張したり、過度のストレスがかかった時に現れるのです。
目の周り、唇、口のしびれや痛みに発展し、顔が激しく痛むと三叉神経痛の疑いもあります。
また、唇の痙攣の他、頭痛、ろれつが回らなくなったり、手足のしびれ、痙攣している同側の目が見えなかったりの症状が出て、意思の疎通ができなくなったら、脳の血管がつまっている可能性があり、すぐに病院へ行って下さい。
唇だけでなく、瞼や頬など顔の他の部分も痙攣して片側顔面けいれんがあり、痛みを感じるのはストレスだけでなく、顔の血管内部に悪玉コレステロールが詰まって、顔面神経を圧迫する事が原因と考えられています。
それも要注意のサインです。

対処法として
唇の血流の良くなるクエン酸が多いレモンやイチゴ等の果物、ビタミン、マグネシウムの多い野菜、豆類、魚介類の食事をとる事と、過度な運動がストレス解消になり効果的です。
唇は身体の中でも敏感な部分で様々な身体の不調を教えてくれる鏡なのです。

投稿者:池上 孝

2016年12月26日

ドライマウスと身体の不調について

ドライマウスは、唾液の分泌が低下して、口の中が乾く病気で、口の中がネバネバしたり、口臭、夜中に喉が渇いて何度も目が覚めて辛いものです。
しかし、自分自身がドライマウスと気が付いていない人も多いのです。
現在、解決策の一つとして、口専用の保湿ジェル、保湿剤が使われています。
保湿ジェルは単なる、水ではなく、人間の唾液に含まれる成分を配合したのもで、乾いた口を正常な状態に近づけるものです。

しかし、保湿剤を重ねて塗ると、膜が厚くなって、口から剥がれ落ちた時に喉に流れ込んで、誤嚥や窒息等の事故の元になるので要注意です。

ドライマウスは単純に口が乾くだけでなく、身体の不調に繋がっていきます。
以下、身体の不調として現れやすいものの症状を紹介します。


・不眠症
ドライマウスで口や喉の乾燥がひどくなると、夜中に何回も目覚め、その都度水分補給するようになり、それが毎日続くと不眠症にもなります。
不眠で交感神経が興奮すると、消化器系をコントロールする副交感神経が上手く働かず、食欲不振にもなりやすいのです。
また、睡眠不足で体力も回復せず、倦怠感や疲労感が生じ、家事等何もやる気が起こらず、この症状が進行すると、うつ病になる危険性もあります。
また、抗うつ剤や睡眠導入剤による副作用で、口渇も起こります。

歯周病
歯のエナメル質を溶かす酸や、歯肉に炎症を起こす毒素が発生し、虫歯や歯周病になりやすいのです。

味覚障害
ドライマウスにより、唾液の分泌量が減り、口の中の細菌の増殖を防ぐ抗菌作用や、自浄作用の低下により、カンジダ菌というカビの一種が増殖し、口内の炎症を起こします。
これを放置すると味を感じる「味蕾」という器官に炎症及び味覚障害が起こります。
またカンジダ菌が増えると白い苔のようなものが口の中に出来て、これが口臭や舌の痛みの原因にもなります。

喉の痛み
唾液の分泌量が減り、口がカラカラに乾いて喉の痛みを感じます。
喉が痛いと、人と話すのが億劫になり、痛みでイライラして日々の生活の中でストレスが溜まって、唾液の抗菌作用、自浄作用の低下でウィルスや細菌が体内に侵入して風邪をひきやすくなります。
また、細菌が肺に入り込み、肺炎で喉を痛め、消化、粘膜保護作用が機能しなくなり、食べ物が逆流して、消化器官や胃や食道を痛める事にもなります。
ドライマウスの対処法は、噛み合わせ治療で実感して下さい。

投稿者:池上 孝

2016年12月26日

後鼻漏と噛み合わせ

鼻水は健康な人でも1日1リットル以上が作られています。
鼻漏とは鼻水(鼻汁)のことで、鼻水が前方に垂れることを前鼻漏といい、鼻水は本来鼻から出るが、喉の後ろの方へ垂れて落ちるのが後鼻漏です。
原因のほとんどは「慢性鼻炎」「副鼻腔炎(蓄膿症)」か、鼻の中のできものキノコ状のポリープ「鼻茸」、又は、ストレスによる自律神経失調症の可能性があるといわれています。
自律神経は、昼間に身体や脳を活発させる交感神経と、寝る時に身体や脳を休ませる副交感神経がバランス良く働いています。
このバランスが崩れると様々な症状が引き起こされます。
その1つとして後鼻漏が起こるといわれています。
後鼻漏は「鼻水、痰、咳、吐き気」によってストレスがかかり、胃腸の働きが低下する事で、上半身に水が溜まりやすくなり、それが鼻水となって後鼻漏の原因となることもあります。
症状は常に鼻水が喉に降りてくる、口の中に鼻水が溜まる、寝ると喉に鼻水が溜まる為息苦しくなる、精神的・身体的辛さから身体のだるさを感じる、喉にへばり付いて違和感を感じる、吐き気がする、咳が出る、喉が痛い、気管支炎、口臭、不眠、肩コリの原因になる事もあります。
治療は、根本原因の鼻炎、副鼻腔炎治療ですが、歯の噛み合わせが関係しているケースもあります。
噛み合わせ治療との関係は不明ですが、良い結果を得ています。
私が思うに、咬合を挙上することで口腔内の容積が拡大し、舌の可動域の増加、気道が立ち上がる事による呼吸の改善、自律神経の調整、すなわち副交感神経が優位に働くことで、鼻閉感改善、後鼻漏等の改善に繋がるものと考られます。

投稿者:池上 孝

2016年12月25日

歯が原因でない痛み(歯科心身症)

「病は気から」という言葉があります。
これは「病気は心の影響を強く受ける」という事を意味しています。
病だけではなく、身体は心の影響を強く受けます。
身体と心は密接に、結び付いていて、お互いに強く影響し合っているのです。
最近の研究では、心の一面である感情が免疫系、内分泌系、自律神経系などの身体の機能と密接に関係している事が科学的に分かっています。
口、顎、顔は知覚神経に富んでいて、口唇や口の粘膜は触覚、痛覚に対して敏感で、舌は更に味覚を感じます。
歯も歯の周りの神経感覚で、髪の毛一本でも識別出来るほど敏感なのです。
ある感覚が過敏になったり、感覚の錯誤(間違い)が起きているのです。
歯、歯ぐき、舌、口唇等に問題があると、自分で強く思っていても、その部位の治療だけでは、本来の症状は消えないのです。
歯科的治療が症状の悪化の複雑化に関係する事も多々あります。
また、歯科治療後身体の不調を訴え、その結果どこで咬んで良いのかも分からなくなり、不眠症になり、パニック状態に陥り、更に進行するとうつ病に移行する危険すらあるのです。
治療法としては現在、心理療法(サイコセラピー)薬物療法がおこなわれます。

歯科に関係すると思われる心身症には以下のものがあります。
口臭恐怖症、舌痛症、咬み合わせの異常感、顎関節症、口腔の異常感(セネストパァー)、歯科治療恐怖症
この様な診断でお困りの方は、噛み合わせ治療が有効な事もあるという事を知って頂きたい。

-私の考える噛み合わせ治療との関係-
咬合挙上により、顔面、口腔周囲筋鮮の緊張が緩和され、口腔、鼻腔内の容積が増加して交感神経の興奮の鎮静化(副交感神経優位)が起こる事と、顎の運動量の増加に伴って、顎関節を中心に顔面には多くの血管が草むら状に分布していて、それが筋肉に付着しており、顎を動かす事は血流を移動させるポンプの役目を果たし、血液循環の活性化が起こるからです。
血流が良くなり症状の緩和が起こっていると考えます。

-唇、瞼、目の周囲のけいれんと噛み合わせ-
唇がひくひく、ピクピクするのは、疲れ、ストレス等により血流が悪くなっているからです。
唇が赤いのは多くの血管や神経が集っているからです。
疲れやストレスが加わると疲労物質の乳酸が筋肉の動きを鈍らせ、血流が悪くなり、痙攣が起こりやすくなります。
ヘルペスが出来やすい人は唇が痙攣しやくなります。
ヘルペスは神経性ウィルスで、一度かかると唇の筋肉や神経に傷ついて痙攣しやすくなると言われています。
疲れたり、病気になったり、ストレスが溜まると、唇がカサカサしたり、荒れて来るのは疲労物質が溜まっているからなのです。
また、ビタミン、ミネラル等栄養不足、心因性のもので緊張したり、過度のストレスがかかった時に現れるのです。
目の周り、唇、口のしびれや痛みに発展し、顔が激しく痛むと三叉神経痛の疑いもあります。
また、唇の痙攣の他、頭痛、ろれつが回らなくなったり、手足のしびれ、痙攣している同側の目が見えなかったりの症状が出て、意思の疎通ができなくなったら、脳の血管がつまっている可能性があり、すぐに病院へ行って下さい。
唇だけでなく、瞼や頬など顔の他の部分も痙攣して片側顔面けいれんがあり、痛みを感じるのはストレスだけでなく、顔の血管内部に悪玉コレステロールが詰まって、顔面神経を圧迫する事が原因と考えられています。
それも要注意のサインです。

対処法として
唇の血流の良くなるクエン酸が多いレモンやイチゴ等の果物、ビタミン、マグネシウムの多い野菜、豆類、魚介類の食事をとる事と、過度な運動がストレス解消になり効果的です。
唇は身体の中でも敏感な部分で様々な身体の不調を教えてくれる鏡なのです。

投稿者:池上 孝

2016年12月24日

私の思う顎関節症と噛み合わせ

顎関節症で困っている方の多くは治療の為にマウスピースの様な物を作って装着されていますね!
現在のマウスピースは、顎関節症、かみしめ、歯軋り、睡眠時無呼吸症候群の予防に使われています。
多くは上顎に装着して、しかも使用は夜間のみで症状が改善すればいいのですが、結果が出なかった時はどうしますか?
予後について聞いた事がありますか?
多くはうやむやの中で途中やめになっていませんでしょうか?
しかも長期間使用すると、口が閉じられなくなって、咬めなくなるという事を御存じですか?
私は、マウスピースはあくまで診断のために使用して、出来るだけ短期間で診断するものだと思います。
顎の開閉運動の支点は、顎関節部ではなくて、第2頸椎(軸椎)の歯突起にあると言われています。
顎関節症は、顎関節の位置のズレによるもので、そのズレを正常な位置に戻せば良いのです。
すなわち支点が変わる事は頭位が変わり、引いては姿勢も変わり、顎関節症の症状だけでなく、全身の身体の不調も改善されるのです。
すなわち、顎関節症は噛み合わせ治療の通過点に過ぎないのです。
現在の顎関節症治療は口腔、歯、顎関節のみを見ていますが、一歩下がって全身をみて見ると姿勢、すなわち身体の歪みまで影響が及んで全身の健康に関係している事を知って頂きたいと思います。

投稿者:池上 孝

2016年12月24日

噛み合わせの異常感と歯科治療恐怖症

歯科治療がきっかけで身体の具合が悪くなり、歯の事で頭の中はいっぱいになり、1日のうち半分位寝込んでいる。
歯科治療を受ければ受けるほ程、次第に症状は悪くなると感じる。
歯、口腔の痛み、咬合の違和感、味覚障害、舌痛症等の症状を訴え、その結果、どこで咬んで良いのかも分からなくなり、パニック症状に陥ってしまい、どこで検査をしても「原因不明」と言われ、行き着く所は心療内科等で薬物療法、心理療法で本当にお困りの方もおられると思います。
しかし咬合治療の1つの方法として、歯を削った結果、高さが足りないと感じている人も少なくないと思います。
そこで自分でできる簡単な検査法として、5~6㎝くらいの割箸を横にして両小臼歯部で5分位噛んでみて下さい。
一時的に咬合を挙上する事で、口腔内の容積が拡大、舌の可動域の増加、気道が立ち上がることによる呼吸の改善、自律神経の調整、すなわち副交感神経が優位に働く事で、口の中で何が起こるか確認してみて下さい。
すると、口の中に唾液が増え、涙液の増加、鼻(耳)閉感の解消、呼吸の改善等が認められれば、噛み合わせの高さが関係している可能性があります。
変化がなければ割箸(4㎜)より低いか高い位置にバランスの取れた、身体に最も良い高さが必ずあります。
それが歯の噛み合わせ治療です。
歯科で相談してみて下さい。

投稿者:池上 孝

2016年12月23日

私の考える次世代の歯科医療

現在の日本の歯科医療は、お口と全身の健康と称してプラークコントロールすることで、糖尿病、高血圧、認知症、逆流性食道炎、早期流産等の予防に関係していると、歯と口腔のみに目を向けられていると思います。
もちろんプラークコントロールは大切である事は間違いない事実です。
一歩下がって、歯と口腔だけでなく全身、すなわち姿勢に目を向けて見て下さい。
長い間には歯もすり減り短くなったり歯を抜く事等で、咬み合わせが確実に低く低くなり、その結果として姿勢も悪くなり健康も損なっているが、原因もわからずほとんど年のせいと諦めています。
その人の身体の歪み、頭の傾き、左右の肩、背中の曲がり、足の開き具合等が歯の噛み合わせによって左右されている事実を知っていただき、その咬み合わせが身体の不調、健康にも関係していて、その噛み合わせを変える治療こそが、次代の歯科医療であるといっても過言ではないと思います。
アスリートの人は、上の歯と下の歯が水平になっていて、咬み合わせが良いのです。
噛み合わせ治療をするとアスリートの人と同じ噛み合わせになります。
これからは、歯の噛み合わせに注目してみて下さい。

投稿者:池上 孝

2016年12月23日

私の思う噛み合わせ治療の方法


噛み合わせ治療には2つあると思います。

①歯牙を削合調整する治療(マイナスの治療)
この方法は、歯牙を削合する方法で、結果が良ければいいが、悪かった場合、元に戻す事は不可能で、取り返す事が出来ない欠点があります。(不可逆的方法)
確実に診断がついて、予後に自信を持てる場合に限ります。

②歯牙をカバーするスプリント(マウスピースの様なもの)を装着し、そのスプリントを削合調整して診断後、足らない高さ分を追加(高く)して治療するものです。(可逆的方法)
噛み合わせとは上顎に対して下顎が前後左右に動き、物を噛み砕くことです。
歯も長い間に使うとすり減って歯は短くなり、又、抜歯等で確実に咬み合わせは低くなり、その結果下顎は後方に移動し、頭は前に倒れて顔貌は老け顔で姿勢は背中が曲がり、行く行くは猫背になります。
そして身体は悲鳴をあげて次第に体調不良を訴えて、病院で検査を受けても、異常なしで困っている方も多いと思います。
スプリントを用いて高くする事で健康を取り戻せるかどうかを自分の身体で診断するものです。
最終的には自分の身体で診断が付けばその高さで噛める様にするのが治療です。

投稿者:池上 孝