2016年12月23日
私の思う噛み合わせ治療の方法
噛み合わせ治療には2つあると思います。
①歯牙を削合調整する治療(マイナスの治療)
この方法は、歯牙を削合する方法で、結果が良ければいいが、悪かった場合、元に戻す事は不可能で、取り返す事が出来ない欠点があります。(不可逆的方法)
確実に診断がついて、予後に自信を持てる場合に限ります。
②歯牙をカバーするスプリント(マウスピースの様なもの)を装着し、そのスプリントを削合調整して診断後、足らない高さ分を追加(高く)して治療するものです。(可逆的方法)
噛み合わせとは上顎に対して下顎が前後左右に動き、物を噛み砕くことです。
歯も長い間に使うとすり減って歯は短くなり、又、抜歯等で確実に咬み合わせは低くなり、その結果下顎は後方に移動し、頭は前に倒れて顔貌は老け顔で姿勢は背中が曲がり、行く行くは猫背になります。
そして身体は悲鳴をあげて次第に体調不良を訴えて、病院で検査を受けても、異常なしで困っている方も多いと思います。
スプリントを用いて高くする事で健康を取り戻せるかどうかを自分の身体で診断するものです。
最終的には自分の身体で診断が付けばその高さで噛める様にするのが治療です。
投稿者:池上 孝