お問い合わせ先
岡山県岡山市中山下1-5-38
池上歯科医院
TEL:(086)-231-0086
FAX:(086)-234-2999

歯の噛み合わせ

TOPページ>>歯の噛み合わせ

2019年01月21日

鼻と喉の違和感と噛み合わせ

喉の奥が引っ張られる様な感覚、鼻閉感、後鼻漏、鼻炎、嗅覚味覚障害、舌痛、胃もたれが続き疲れているのに眠れない、等で検査をしたが異常は見つからず、ドクターショッピングを繰り返している方も多いと思います。
この様な症状を訴える人の多くは、不安や抗うつ症を伴っていることが多く、精神的ストレスから自律神経のバランスが崩れる事で喉の周囲の筋肉が緊張し、逆流性食道炎を発症し、喉が酸にさらされる結果として、喉の違和感が起きると言われています。
又、舌痛を訴える患者もその9割は食事中に痛みが消えたり軽減したりするとの報告もあります。
患者の人間関係など、心が抱える問題が大きく関係していると言われています。
噛み合わせ治療で自律神経が調整され、副交感神経優位に働くとどうでしょうか。
心の問題も軽減される事と共に、ドライアイ、ドライノーズ、ドライマウスの症状改善が認められる可能性があります。
医科と歯科が連携出来れば明かりは見えてくると思うのですが!
 

投稿者:池上 孝

2019年01月21日

尿漏れと噛み合わせ

尿漏れが男性より女性の方が多いのは、女性の尿道が男性に比べて短い事、出産経験が骨盤底筋に影響するからです。
その為、多くの女性が尿漏れで悩んでいるようですが、40歳以上の女性の尿漏れ(尿失禁)は43.9%と言われています。
女性の尿漏れは大きく2種類あり、ひとつは膀胱が自分の意思とは関係なく急に収縮してしまう結果おしっこがしたくなりトイレに行くまでに我慢が出来ず漏らしてしまう、尿失禁です。
膀胱は尿をためる為の袋ではなくて、薄い筋肉で覆われた袋なのです。
排尿(おしっこをする)時、自分の意思で開始し勢いよく出るのは、膀胱の筋肉が収縮するからなのです。
それが自分の意志と関係なく、筋肉の収縮の結果の尿漏れが切迫尿失禁なのです。
代表的なのが過活動膀胱で、治療は内服薬が中心です。
もうひとつは咳やくしゃみ等、おなかに力が入り尿漏れをする尿失禁です。
これは出産後、尿道周囲の組織が壊れる事で発生する場合が多く、これが圧迫性尿失禁です。
治療は手術が中心です。
又、骨盤底筋が健康な状態であればちょっとした運動などでお腹に力がかかっても骨盤底筋の筋が反射的に尿道を締め、尿漏れを防ぎます。
尿漏れは骨盤底筋が緩んでいるサインと言えます。
そこで
一寸目先を変えて姿勢に注目してみてください。
猫背の人は尿漏れ、逆流性食道炎、誤嚥性肺炎、腰痛、膝痛、ロコモティブシンドロームに関係している事をご存知ですか。
猫背は噛み合わせが大きく改善する可能性があることをご存知ですか。
猫背で尿漏れでお困りの方は噛み合わせを視野に入れてみてはいかがですか。

投稿者:池上 孝

2019年01月21日

自律神経失調症と噛み合わせ

自律神経とは身体内部の情報と身体外部の刺激を身体を正しく健康的に調整、制御(コントロール)する神経で、自律神経は自分の意思とは関係なく作動します。
これに対し、自分の意思でコントロールできる神経は「体性神経」(運動神経)と言います。
自律神経失調症とは、それらの調整、制御が不調になり、様々な症状が繰り返し出現、改善する病気(疾患)です。
代表的身体の症状のうち、同時に出現したり、治っても別の症状が出るなど、複雑な臨床症状が現れるのです。
その症状とは、疲れやすい、朝起きられない、頭がふらつく、ふわふわする、頭重、ズキズキする
体温異常、睡眠異常、口渇、喉の異物感、詰まった感じ、耳鳴り、耳閉感、動悸、息切れ、胸の痛み、圧迫感、胸やけ、げっぷ、吐き気、便秘、下痢、頻尿、残尿感
首、肩のこり、腰の痛み、だるさ、皮膚粘膜のかゆみ
手足のしびれ、力が入りにくい、手足のむくみ、ほてり等です。
原因を特定することは困難で多くは「ストレス」が原因と言われています。
現代社会に生きるには、大なり小なり、多かれ少なかれストレスはかかっているものです。
しかし発症する人としない人がいるのは、生まれ持った体質、体格、季節、気圧、育った環境などが左右すると考えられています。
しかも嫌な事でも全く動じない人もいれば、ぐったりとする身体症状、精神症状が出る人もいます。
又、心身症、神経症、うつ病など間違いやすく、区別が困難なのです。
治療法としては
生活習慣の指導、食事指導、薬物治療、休養指示が行われています。
自律神経の乱れは自律神経失調症以外に神経性胃炎、メニエール病、過敏性腸症候群があり、検査をしても異常が見つかりにくいという特徴もあります。
自律神経が乱れるのは、ストレスが限界に達した時、女性の場合月経一週間前「黄体期」になると「PMS」(月経前症候群)に症状が現れやすくなり、自律神経症状を引き起こしやすくなります。
自律神経症状は様々で、不調を感じた時ストレスを受け続けないように、生活習慣を改善してしっかり休養をとる事だと言われています。
私見として、対症療法だけでなく一度噛み合わせというものを考えてはいかがですか。まず割り箸を5㎝くらいに切り、左右の小臼歯部で10分間咬んでみてください。
すると目、鼻、口内、呼吸に変化が現れる可能性があります。
目症状 コロコロ、チカチカ、目が開いた、視力が変わったり、鼻の通りが良くなったり、口内に唾液が増加、呼吸が深く、楽になったり等の症状が確認できれば、それが自律神経が調整されたという事です。すなわち副交感神経が優位に働いたという事です。
それが歯の噛み合わせなのです。

投稿者:池上 孝

2019年01月21日

後鼻漏と噛み合わせ

後鼻漏とは、鼻汁が喉に流れてくる症状を言います。
鼻汁が喉の奥で溜まると違和感や、咳、たんに悩まされ、更に鼻汁が肺にまで流れると、気管支炎、肺炎、喉頭炎の原因にもなります。
又、口の中が渇きやすく、喉に違和感があり仰向けだとよく眠れない状態であれば後鼻漏の可能性が大きいのです。
鼻の中は鼻粘膜が覆っていて、鼻汁などの粘液は鼻粘膜の細胞表面にある繊毛という細かいブラシの様な構造の繊毛運動によって喉の奥に送られ、知らず知らずのうちに飲み込んでいます。
これは鼻や喉を保護する為の体の働きなのです。
鼻炎や副鼻腔炎などの鼻の病気になると、この仕組みが働かなくなると後鼻漏になるのです。
治療には時間がかかり、症状が完全に消えることは難しいこともありますが、炎症が長引くと、鼻の奥で耳に繋がる管(耳管)が詰まり、耳が聞こえなくなる事もあります。
鼻炎、後鼻漏を患っている人は鼻の中が乾燥している事が多いようです。
鼻汁が鼻からではなく喉からばかり流れているのに、鼻の中は乾燥しています。
これがドライノーズです。
症状としては、鼻の奥がツンとする、息を吸うと鼻の奥がスースーして痛い、鼻が詰まっていて鼻をかんでも鼻水が出ない、鼻の奥がむずがゆい、鼻血が出る、鼻くそが溜まりやすい、鼻くそに血が混じります。
原因は空気の乾燥で湿度の少ない乾いた空気を吸い込むと、鼻の中が乾燥して、そのことで免疫が下がり鼻汁の分泌が多くなります。
運動不足や冷え性など血行不良になると、鼻や喉や口の粘膜の血行も悪くなり、免疫力が下がり粘膜が乾燥するのです。
点鼻薬も、血管収縮剤により交感神経が優位になり、緊張状態になると粘膜が自分の力で鼻の中を湿らせる働きが弱まり粘膜が乾燥します。
自律神経が乱れ交感神経優位になり緊張状態になり、鼻の中や口の中が乾燥します。
また、鼻毛を切りすぎても鼻の中の乾燥に繋がります。
治療法は、対症療法として加湿器をつけて部屋の湿度を上げる方法、マスクを使用、スプレー、ジェルを点鼻したり鼻の中に塗布して保湿する方法
それでも改善しない場合は鼻副鼻腔手術を行うこともあります。
視点を変えて「噛み合わせ」に目を向けてみてください。
ドライアイ、ドライノーズ、ドライマウスは「噛み合わせ」治療で改善する可能性があることを知って頂きたい。

投稿者:池上 孝

2018年11月20日

噛み合わせの高さと口角炎

口角炎は上口唇と下口唇が合わさる(交わる)唇の両端の口角部に何らかの原因で炎症が起こるものです。
口角は唾液により常に湿潤な状態になっており、食べかすが溜まりやすく不潔にもなりやすく、また皮膚組織は脆弱で損傷を受けた皮膚組織に感染が生じやすいのです
口角の皮膚と粘膜の移行部が白くただれて潰瘍となり、初めは乾燥して放射線状に口角に亀裂や腫れ、出血、かさぶたが形成されるが、のちに唾液で膨化して、腫れ、潰瘍状になり、口を開くときに痛み、出血することもあります。
正常な皮膚構造の口角では、皮膚のバリア機能が作用するため、感染が起こることはまれだが、亀裂などの損傷を生じた口角は、絶好の感染場所になるのです。
口の開閉によってかさぶたが剥がれ亀裂がさらに深くなることもまれではないのです。
原因は口に常在する真菌(主にカンジダ)が皮膚を刺激してかぶれると言われています。
またビタミンB群(B2、B6)欠乏で感染に対する抵抗力が低下していて、風邪、疲れが溜まって免疫力が低下している時に細菌感染が起こるとも言われています。
また、巷では胃が悪いからと言われています。
これらはかみ合わせが低くなった結果、上口唇と下口唇の皮膚と粘膜が引っ付き合い毛細血管現象で常に唾液が溜まっている為に口唇の皮膚組織に感染が起こり発赤しているものと考えられます。
では、噛み合わせの高さ(咬合高径)はどの位が良いのか?
自転車のサドルの高さを想像してみてください。
高さによって股関節、膝関節、足の筋力はどうなるかを考えてみてください。高すぎるとどうですか?
また、低すぎるとどうですか?良い加減がいいのです。
私はその高さを決める為にО-リングテストを応用して、その人の不快症状に対する高さを決めてスプリントを作り、微調整を繰り返し、身体の症状の変化を聞きながら診断をして高さを最終決定しているのです。
それでも、その高さで症状の変化が認められなければ再度О-リングで高くするか低くするかを暗中模索で手探りで決定しているのです。
それでも変化が認められなければ、噛み合わせとの関係はないと考えているのです。


投稿者:池上 孝

2018年11月14日

顎関節は巨大ポンプ

心臓の働きは新しい栄養豊富な血液を全身の組織に送り出し、その結果発生した痛みの物質を含む老廃物の血液を送り戻しているのです。
それを助けているのが、①心臓②第二の心臓と言われている横隔膜です。
③第三の心臓と言われているのは顎関節です。
こめかみから側頭部に沿った部分に海綿静脈洞(スポンジのたわしみたいな組織)には、頭の内外の静脈(使用済みの痛みの物質を含む血液が流れる血管)が全て集まり、そこから下顎の関節部分には草むら状態の静脈が集まっている翼突神経叢があります。
翼突神経叢では、咬筋を中心とした周りの筋肉に草むらの様に血管がはり巡っています。
物を咬むと咬筋やその周りの筋肉が動くため、それらの血管は圧迫されるが元に戻そうとする力が働くため、海綿静脈洞にたまった血液を頭から心臓に送り返すポンプの働きが生まれます。
つまり咬むということは、頭の中の使用済みの血液を心臓に送るのだから、ポンプはポンプでも心臓とは反対の働きをしているのです。
また、心臓と横隔膜、顎関節を手助けしているのが、④第四の心臓と言われている下肢であり⑤第五の心臓は上肢なのです。
胸部の心臓以外の全てが頭、頚、肩と身体の要所要所で、咬むことで頭の血液をバックさせる中枢的な役割を果たしているのです。
そこで③第三の心臓である、顎関節部を中心とした部分の動きが悪ければ、頭部の血液、痛みの物質の流れが滞った結果として、頭・頚・肩痛を訴えているのです。
噛み合わせを改善する事で下顎の運動も大きくなり血管は引っ張られ圧迫される事で血流が良くなり、痛みの物質を送り出すポンプの役割を果たす為、症状の改善にも繋がっている可能性があります。
まさに噛み合わせは巨大ポンプなのです。

投稿者:池上 孝

2018年11月13日

歯科心身症と身体の不調と噛み合わせ

口の中に違和感、冷水、温水痛があり、原因不明で、仮歯にした時は良かったと思ったが次第に痛くなり、苦しくなって我慢できなくなり、外してほしいと感じ、歯や口腔に異常もないのに舌がヒリヒリして痛みが強く食事もできない。
フロスや歯間ブラシをしても口臭が気になる。
歯を治療してから悪くなったから、治療をやり治せば良くなると思う。
治療したらかえって悪くなった。この様な経験をお持ちの方もおられるかと思います。
症状も改善しないのでドクターショッピングを繰り返しても診断もつかず、症状が執拗に続く。
しかも歯や口腔粘膜に異常もなく、あったとしてもそれが治っている状態であれば原因ではない可能性があります。
歯科的にはこの様な状態であれば、顎関節症、口腔異常症、非特定型顔面痛、歯科恐怖症、口臭(恐怖)症、など、歯科(口腔)心身症と分類されているのです。

その原因は2つ考えられています。
1つは癌ではないか、服用薬が原因、あの治療が間違い、この歯を削ったら良くなるはず等、本人の思い込みで間違った関連付けからくるもので、カウンセリング(心理療法)が必要と言われています。
2つ目は三叉神経からの信号が脳に伝わる過程で異常信号を発する事で疼痛、違和感、咬合異常感、顎関節症等症状を有するもので末梢性神経障害性疼痛と呼ばれ、薬物療法が有効と言われています。
またこれらの症状があっても精神的医学的なうつ病とは異なる事が多いそうです。
治療法は薬物療法として抗うつ剤が有効であると言われています。

歯科的治療法として考えられるのは「噛み合わせ」
原因不明で不調を感じる以前に歯科治療を受け、それ以後に症状が現れたのであれば、間違いなく「歯の噛み合せ」に原因があると考えられます。
また、以前に矯正治療を受けた人、噛み合せが低い人、出っ歯傾向の人、下顎の方が前に出ている人、子供の時歯を抜いて後ろの歯が前に傾いてきている人、八重歯の人、乱杭歯の人、明らかに下顎がどちらかに偏っている人、身体が歪んでどちらかに傾いている人、この様な人々は歯の噛み合せが関与している可能性は大いにある事を知っていただきたいと思います。
今一度自分の口、身体に目を向けてみてはいかがですか。

投稿者:池上 孝

2018年08月01日

「原因不明の身体の不調」の原因は噛み合わせかも!?

現在、身体に不調を認め色々検査をしてみても原因は分からず、ドクターショッピングを繰り返して心療内科、ペインクリニック等で薬物療法に頼っている方もおられると思います。
その原因の考え方、捉え方も色々ありますが、その1つに「歯の噛み合わせ」に目を向けて見て下さい。
身体に不調を感じる以前に、歯科で治療を受けた事がありませんか?
歯科で何らかの治療を受けた後に、身体の不調が現れたのであれば、間違いなく「歯の噛み合わせ」に原因があるといっても過言ではありません。
「歯の噛み合わせ」はミクロの世界でμ(ミクロ)単位での咬合の変化で、身体の不調が現れる事は論文等で発表されています。
自分自身の顔貌と姿勢の変わり方(変化)に目を向けた事がありますか?
第三者に顔貌、姿勢について見たり、聞いたりした事がありますか?
自分でもなぜ左右の目の大きさの違い、ホウレイ線、口角部のしわ、上下の口唇の大きさ・形の違い、なぜ口唇がへの字になっているのか?下の顎が後方へ移動し前歯が深い噛み合わせになっている事、左右の肩の高さ、足の開き具合、なぜビッコで歩いているのだろう、なぜ腰・膝が痛い等の疑問を持ちませんか?

多くほとんどの人は、年のせいで納得していませんか?
(最近ではフレイルと言います)医科の検査で原因不明であれば、次に「歯の噛み合わせ」を一度考えてみてはいかがでしょうか。
この原因不明の身体の不調に対して、自分自身何も悪い事をした訳でもないのに、なぜ自分ひとりがこんなに悩み苦しまなければならないのだろうか等、色々と自分自身を追いこんではいませんか?
身体の不調は何か原因があるから起こっているのです。
歯科での治療がたまたま引き金になっただけなのです。
車も長い間乗り続けるとどうなりますか?
車であれば、部品の交換という方法もありますが、時間がたてば部品もなくなりますよね。
人間も長い間続けると、骨、筋肉、歯も変化して、年のせい(フレイル)と考えても当然です。
そこで、歯科的治療法として短く低くなった歯を、人工的に元の歯の高さ、大きさに回復する(部品交換)事で頭位が変わり、姿勢が変わり、身体の不調も回復する可能性がある事を知って頂きたい。
「口は身体の不調の入り口であり、健康の出口でもある」
karou_businesswoman.pngkounenki_man.png


投稿者:池上 孝

2018年07月31日

不快症状からみた難病と噛み合わせの関係について

現代医療は、難病に対してすべての医師が診断、治療に精通しているとは限りません。
現在は、対処療法が主流で症状に変化が認められなかったり、悪化する度に薬が変わったり増量されてます。また、新薬も加わり、それに対する副作用も無視できないものです。
多くの難病患者さんは、病名、診断名にあまりにも振り回されている様に感じられます。
難病は診断が付かず、治療法も確立されていないから難病なのです。
医療保険の請求には診断名が必要なので、原因不明の場合「~症候群」と病名が付いているのが現状です。
難病を病気として正面から見るのではなく、視点を一寸変えてその人の持つ不快症状に目を向けて見て、その症状が1つでも2つでも改善されればどうでしょうか・・・・。
例えば、猫背の人は逆流性食道炎、誤嚥性肺炎、尿漏れ、腰痛、膝痛、運動器症候群(ロコモティーシンドローム)等の症状が出やすいのです。
ならばその猫背が変わればどうでしょうか?
姿勢は頭の位置によって決まり、頭の位置は噛み合わせによって決まっているのです。
噛み合わせ治療で姿勢が改善されると、まず自律神経の乱れが調整されます。
すなわち、副交感神経が優位に働く事により、涙液、唾液が増加します。
そして、胃、腸の蠕動運動が活発になり、胃弱といわれる胃症状、便秘、下痢、不眠等が改善される可能性があります。自律神経の乱れは、唾液不足に現れます。
涙液と唾液は加齢と共に減少すると言われていますが、実は特効薬なのです。
うつ、認知症、パーキンソン病の人は前頭葉眼窩皮質の血流が悪いとの報告もあり、咬合治療によりその部位の血流が長期間に渡って上昇した状態が続いているとの報告もあります。
涙液も唾液も血液の一部で、腺細胞由来で、涙液が増加すれば唾液も増加します。
難病患者さんにとって、涙液、唾液が増加すれば、ドライアイ、ドライノーズ、ドライマウス、便秘、下痢、不眠等の症状が改善し、その結果免疫力、ホルモン力もアップして、それは全身の健康に繋がるのです。
それが私の考える歯の噛み合わせなのです。
「たかが噛み合わせ、されど噛み合わせ」
「口は食物と未病の入り口であり、健康の出口でもある」

投稿者:池上 孝

2018年04月26日

膝痛の治療に噛み合わせを考えて見ては

膝も加齢的に関節の色々な部分が変化し、膝関節内でも骨が分離して傷を生じ炎症が起こると考えられます。
その痛む膝をかばって歩くと、膝の周囲の腱や筋肉が炎症を起こして痛みを感じるそうです。
その結果、歩きで痛みが苦痛だったり、正座が出来なかったり、階段の上り下りが辛く膝痛で苦しんでいませんか。
これが変形性膝関節症なのです。
現在は対処療法として、湿布や塗り薬、鎮痛剤の服用で、次にヒアルロン酸、ステロイドの注射と温熱療法、電気治療といった理学療法やリハビリが行われています。
それでも改善しないケースで骨に変形が認められる場合は人工関節を入れる手術が行われます。
人工関節ではほとんど痛みはなくなり、o脚、ガニ股の人は脚は真直ぐになり歩きやすくなりますが、耐用年数は約15年と言われて、いずれは再手術も視野に入れておかなければなりません。
出来れば手術は避けたいですね。
手術をする前に1つの方法として、視点を一歩下がって膝ではなく全身の姿勢に注目してみて下さい。

膝痛の人を正面から見ると、頭はどちらかに傾き、左右の肩の高さ、足の長さ、足の開き具合の違い、また側面から見ると、猫背、凹背が多いと思いませんか?
この様な人の膝にかかる左右の比率はどうでしょうか。
その状態が持続していたら膝は過加重で悲鳴をあげるでしょう。
ではなぜそうなるのでしょうか。
人間は2足歩行で最上部に重い頭があり、その頭の位置で姿勢は決まるのです。
その頭の位置を決めているのが下顎位、すなわち噛み合わせなのです。
加齢的、人為的、抜歯により噛み合わせは必ず低く低くなり、すると下顎は後方に移行し、抜歯した側は筋肉に引っ張られ低くなり頭は傾きます。
その結果、肩は下がり、骨盤はずれて身体全体は歪みを生じて、腰痛、膝痛に繋がっているのです。
その状態で歩けば、肩、腰、膝は悲鳴をあげて行く行くはロコモティーシンドロームに繋がっていると言っても過言ではありません。
噛み合わせ治療で姿勢が変わり、頭位が変わり、肩、腰、膝への負担が左右同等になり、痛みから解放される可能性があるのです。
メスをいれるまでに歯の噛み合わせを選択肢の1つに考えて見てはいかがでしょうか。

投稿者:池上 孝