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歯の噛み合わせ

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2008年05月26日

O脚(ガニ股)、X脚と噛み合わせ

O脚とは、足を揃えて立った時、太もも、膝、ふくらはぎ、内くるぶしのどこか1つでも離れていて、通常両側に起こります。(正式には内反膝)
また、足を揃えて立つ事の出来ない場合を(X脚・ガニ股)といいます。(正式には外反膝)
病的な要素として、リュウマチ、変形性膝関節症、又、「くる病」の人に多かったのですが、現在はほとんどありません。
外来する捻挫(ねんざ)や、関節部の骨折・靱帯損傷によるもの、また、立つ、歩く、座る、の生活習慣によるものが考えられます。
しかしO脚X脚の人々は足の形が悪く、外観上、美観を損ねる程度ですが、次第に関節の歪みや、筋肉の偏り、重心の移動…といった事が様々な症状を引き起こし、特に中年以降、変形性膝関節症を起こして、関節に、痛みと機能障害を生じて、関節が腫れて、歩行障害を起こす事もあります。
足のむくみ、生理異常(生理痛、生理不順)、冷え性の方が多いといわれています。
O脚も、X脚も、バランスの悪い立ち方で、先天的なものも、ほとんど、大半は姿勢の悪さが大きく関係している可能性が、考えられます。
噛み合わせ治療も選択肢の1つに考えてみて下さい。
治療前、治療後の症例を見て下さい。
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投稿者:池上 孝

2008年02月19日

うつ病

うつ病とは元気がなくなる感情の病気と言われています。
医師に異常がないと言われても、内科を始め、多くの科を巡る事が多く、最初の受診でうつと診断される人は10.5%しかいなかったとの報告もあります。
うつ病は脳の神経伝達物質の働きの乱れが原因と言われていますが、こうした脳内の変化が身体にも影響して様々な症状を引き起こしていると言われます。
精神状態として憂鬱(ゆううつ)感、思考力低下、おっくう感、判断力低下など…
身体状態として寝付きが悪い、不眠が必ずあり、更に頭痛、眼の疲れ、耳鳴り、肩コリ、手足の冷え、自律神経の働きの乱れから、便秘、動悸が表れる事もあります。(うつ症状をもつ患者さんの姿勢は100%猫背との報告もあります。)
うつ病で見られる体の症状に対して、きちんとした病名が付けにくく、“自律神経失調症”と付けられる様に、はっきりとしない症状が身体の様々な部位に現れる事が多いようです。
現在の治療法として、まず休養をとる事と、薬物療法が行われています。
最近、噛み合わせ治療により、神経伝達物質である、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン、メラトニン等との関与の研究も進んでいる様です。
噛み合わせ治療によって、これらの諸症状が緩和するならば…と考えてみてはどうでしょうか?
原因のない結果はないはずです。
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初診時、すごいうつ状態でしたが、治療後元気になり、ボランティアにも参加されています。
目と唇、小顔効果も出ていると思います。

投稿者:池上 孝

2008年01月16日

過去5年間の噛み合わせデータ

お正月休みの期間中に、過去5年間、308人のうち、噛み合わせ治療で結果の出た患者さん122人のカルテを基に初診時の症状(不定愁訴)のワースト13と噛み合わせ治療後の症状のベスト13のデータを作りました。
私の言う噛み合わせ治療が、身体のどんな症状に対して、どれ位有効であるのかと言う事を参考にしてみて下さい。
各個人の診断(感想)であり、万人に当てはまるものではありません。%E7%95%B0%E5%B8%B8%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E3%81%A8%E6%94%B9%E5%96%84%E7%8E%87.jpg
噛み合わせ診断の為にスプリントを使用しますが、10人のうち3人は違和感等で中断され、次の3人くらいは治療後の事等色々と考えて中断されます。
残る4人くらいしか結果は出ていません。(改善率約40%)
だからと言って中断されている方々に「こんなに改善されているから!!」などと、噛み合わせ治療を進める事は決してありません。
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投稿者:池上 孝

2007年12月22日

患者としての医療従事者

現代医学で「異常ナシ」ですが身体に異常を感じて限界を感じている方もおられる事と思います。そこで、気のせい、年のせいで片付けられていませんか?
現代医学では治らないどんな病気でも治るとは言いませんが、それを診断する代替医療の1つの方法として噛み合わせを選択肢の1つに考えてみて下さい。
口の中にマウスピースの様な物を入れて頂き、その症状に対する効果を見て、最終的には本人に診断して頂きます。ただ、しゃべりにくい、違和感はあります。
しかし、この方法は痛みも副作用もなく、手術も、入院もしなくていいのです。
それを外せば元の状態に戻る(可逆的)方法です。あくまでも、その症状に対する診断なのです。

症例1…70才代の歯科医で、腰痛に端を発し、次第に歩けなくなり、3年前に手術を受けたのですが、再び元の状態に戻り、階段の昇り降りも不自由になり、廃業も考えるまでになっていたそうです。
噛み合わせ治療後は、腰痛も良くなり、歩けるようになりました。

症例2…70才代の内科医で、首、肩のコリと指のしびれがあったそうですが、「異常ナシ」との事で、年のせいと思い、諦めていたのを、噛み合わせ治療により、症状の緩和、消失して、ビックリされていました。

症例3…50才代の外科医で、鼻閉と便秘、眼精疲労で苦しんで、投薬で一時をしのんでいましたが、噛み合わせ治療により、症状の消失と体重の減少もみられました。

症状4…60才代の外科医で、全て健全歯で一見、異常は認められず、何不自由なく良く噛めていましたが、顎関節症に伴う、うつ症状を訴えておられました。噛み合わせ治療後、顎関節症状の消失と、うつ状態(眠りの改善)も軽減した様です。

以上、4症例の結果は個人の感想であり、万人に当てはまるものではないのです。
医療従事者の方々はあまり信用していないでしょうが、かたくなな姿勢を捨てて、代替医療の1つの方法で、噛み合わせがどのようなものか、患者として体験してみる事も必要ではないでしょうか?

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投稿者:池上 孝

2007年11月19日

透析と涙液・唾液

透析を受けている人々の症状として、全身の倦怠感、血圧の上昇、貧血、上まぶたが腫れぼったいなどの顔や足のむくみ、頭痛、肩コリ、腰がだるく重い等が言われています。
そして水分の摂取量は厳密に制限されている為に水分に飢えて口と喉はカラカラの状態ではないでしょうか?
唾液も涙液も同じ腺細胞由来ですから、ドライアイ、ドライマウスは同時に発症していると考えられます。
一方、私が考えるに全身の症状で見てみると、眼症状として、目のコロコロ、チカチカ、まぶしい、目が疲れやすい、口腔症状として、喉が渇く、いがらっぽい、エヘン虫、風邪を引きやすい、消化器症状として胃弱と言われる胃もたれ、ムカつき、胸やけ、便秘、下痢等が現れていると思います。
これらの諸症状に対して涙液・唾液が増量する事により、かなり有効と考えられます。
現在の日本、いや世界の医学会では、ドライアイ・ドライマウスは年のせいで片付けられていますが、噛み合わせ治療により、涙液、唾液が私の臨床で90%以上増量している事実を知って頂きたい。

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術前は涙液が少ない為、フラッシュに対してまぶしい為に、目を閉じていますが、術後では、涙液が増量した為に、バッチリと開いていますね。また、術前、首の筋肉(胸鎖乳突筋)と術後の筋肉を比べてみると、前傾だった頭が起き上った為に、筋肉が緊張してきているのがわかりますね。
その他改善した症状は、口渇、便秘、熟眠、頭痛、耳鳴り、足のダルさ、胸のムカつきが消失して、食欲が増進、花粉症の緩和、そして汗が出る様になったそうです。

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治療により、噛み合わせが高くなった後の唇の形としわ等の違いを見て下さい。
透析時、時々引き付けが起きていたが、噛み合わせ治療により、引き付けは消失していたそうです。ところが、スプリントを外して寝た時には、引き付けが起きたそうです。
その他の改善症状は、口渇、熟眠、起床時の頭痛、便秘、首、肩コリの緩和を認めたそうです。

透析の患者さんにとっても、涙液、唾液の増量はまさに特効薬ではないでしょうか?

投稿者:池上 孝

2007年07月19日

顎関節症とドライアイ、ドライマウスの症例

前回に引き続き、顎関節症についてお話したいと思います。
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某病院にて、10年前、顎関節症治療を受けて、痛みは緩和されたが、口は開きにくく、
歯自体は健全歯ですが、前歯が上と下で咬み合ってない開口の状態(写真左)の為に、
咬むことも不自由で、悩み続けて来院されました。
5ミリの高くしたスプリントで調整後、咬合治療で口も大きく開き、咬みあわせも良くなり、
涙や唾液が増加した結果、ドライアイ、ドライマウスの緩和と、くせ毛がなくなり、首・肩こり、不眠、便通の改善を見た症例です。
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写真の線を見て下さい。オレンジ色の線が、頭のてっぺんから足の間を繋げた線です。
どれだけ傾いているか分かるように、ピンク色の線が、バックにあるマス目状ロールカーテンの上下の線をつなげてみました。
治療前の写真を見て下さい。
線が傾いているのがよくわかりますね。
その為、重心がとれないので、足もこんなに開いてないと立ってられないのです。

10年前に彼女が行っていた病院では、歯を削って低くする治療でしたが、
当院では、歯の上へ、人工的にその人に合った高さのかぶせものをのせ、高くする治療で、良好な結果になったと思います。

次回は、この削ったり、人工的にかぶせものをのせたりする治療法(咬合治療)について、お話したいと思います。


投稿者:池上 孝

2007年07月14日

顎関節症と精神不安定の症例

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半年前にたった1本歯を治療してから、体調が悪くなり、約1ヶ月間仕事も休職したのにもかかわらず、内科的検査結果では、異常ナシと診断されましたが、疲れやすく、左半身の頭から手足の先までのしびれ、目のショボショボ感や、鼻閉、耳鳴り、不眠、胃弱、便秘、生理痛、立ちくらみ、そのせいで、常にイライラしている状態がずっと続いていたそうです。
咬合治療で、3ミリのスプリントで調整後、上記の症状の緩和、消失され、元気を取り戻されました。
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写真を見て下さい。
正面観では、治療前の写真で右足を軸とし、左足はしびれている為、添えている立ち方になっているのがわかりますか?
また、側面観では、頭位前傾になっていますね。
咬合治療により、身体の歪みが矯正されたことで、自律神経、体液の循環がよくなり、免疫力、ホルモンバランスが整った為と考えられます。

久しぶりに会った友人に、「顔が優しくなった」といわれ、また髪にツヤが出てきたと感じ、年に3~4回悩んでいた膀胱炎から解放されたそうです。
現在は心身共に健康で、一児の母として元気に生活されています。

投稿者:池上 孝

2007年06月19日

【治療例】 姿勢の変化と腰痛

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長年悩んでいた頭痛、腰痛の消失、眼のかゆみ、腕の痛み、寝つきが良くなり、夜中のトイレの減少をみた症例。
見てください!!
噛み合わせを変えるだけで、こんなにも姿勢が変わるのです。
そして、姿勢の変化に伴い、腰にかかる負担も変わった為に、腰痛の消失をみました。
又、唾液、涙液の増加が眼のかゆみ、眠りの質の向上に繋がったと思われます。

投稿者:池上 孝