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歯の噛み合わせ

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2007年07月19日

顎関節症とドライアイ、ドライマウスの症例

前回に引き続き、顎関節症についてお話したいと思います。
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某病院にて、10年前、顎関節症治療を受けて、痛みは緩和されたが、口は開きにくく、
歯自体は健全歯ですが、前歯が上と下で咬み合ってない開口の状態(写真左)の為に、
咬むことも不自由で、悩み続けて来院されました。
5ミリの高くしたスプリントで調整後、咬合治療で口も大きく開き、咬みあわせも良くなり、
涙や唾液が増加した結果、ドライアイ、ドライマウスの緩和と、くせ毛がなくなり、首・肩こり、不眠、便通の改善を見た症例です。
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写真の線を見て下さい。オレンジ色の線が、頭のてっぺんから足の間を繋げた線です。
どれだけ傾いているか分かるように、ピンク色の線が、バックにあるマス目状ロールカーテンの上下の線をつなげてみました。
治療前の写真を見て下さい。
線が傾いているのがよくわかりますね。
その為、重心がとれないので、足もこんなに開いてないと立ってられないのです。

10年前に彼女が行っていた病院では、歯を削って低くする治療でしたが、
当院では、歯の上へ、人工的にその人に合った高さのかぶせものをのせ、高くする治療で、良好な結果になったと思います。

次回は、この削ったり、人工的にかぶせものをのせたりする治療法(咬合治療)について、お話したいと思います。


投稿者:池上 孝