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歯の噛み合わせ

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2008年03月17日

更年期障害

40歳後半から、50歳代の女性は、「少し年を取ってきた」と言う事以上の身体的激変期を迎える「更年期」というものがあります。
この時期卵巣機能の低下が始まり、ホルモンのバランスが崩れる事により、さまざまな精神的、身体的症状、いわゆる「更年期障害が出る可能性があります。
脳にある視床下部から下垂体卵巣ホルモンの分泌異常により、視床下部や下垂体がパニックを起こして、脳の中が混乱状態に陥り、頭痛、肩コリ、息切れ、動悸、めまい、ほてり、のぼせ等…身体の不調を訴えます。
その為、病院巡りのドクターショッピングをしても「異常ナシ」で、「更年期障害」の病名が付き、多くはホルモン補充療法、漢方薬等を処方されています。
投薬による、更年期障害の症状の改善、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)や、動脈硬化の予防等のメリットはありますが、長期投与による乳ガンの発生率が高まったり、子宮内膜症や、子宮筋腫、肝機能低下のデメリットもあります。
女性が精神的に最も充実しているのは、排卵前後にセロトニン量が多く出るこの時期なのです。
更年期、生理前後や産後はエストロゲンが急激に減少し、それに伴ってセロトニンの受容体が少なくなって、うつ状態になると言われています。
噛み合わせ治療により、脳の視床下部に何らかのメカニズム等の神経伝達物質に変化が現れ、更年期障害の症状の緩和に関与していると言われています。


投稿者:池上 孝