2008年04月28日
スプリントで診断
初診時の身体の症状を、私の東洋医学時診断法、多数個の診断法で検査しておきます。
スプリントを装着して、下の顎が前後左右に抵抗なく動く様に調整を重ねます。
装着後、身体の変化を認めたとしても、それは“噛み合わせ”によるものではなく、“たまたま”改善されたものと認識して頂きます。
早期に短時間で診断したい為に、可能性のないものをいつまでも長引かせたくなく、1日24時間、食事時以外は装着してもらいます。
何回か調整後、初診時と同じ検査を行い、その結果を基に噛み合わせ治療が有効か否かまず私が診断致します。
次にスプリントを外し、元の噛み合わせ状態に戻す事で、改善された症状が再現されてその症状が患者さんに対して絶対必要かどうか診断してもらいます。
1回で判断が出来なければ、3回まで反復してもらいますが、それでも診断がつかなければ、噛み合わせ治療は無効であろう。
その後、続けてスプリントの使用は顎が閉じられない危険性もありますから、スプリントは短期間で行う診断の為のものです。
今でも、噛み合わせの診断は医師が機械等によって行われているケースもあると思いますが、私は、スプリントを用いて患者自身が行うものであると私は考えます。
投稿者:池上 孝