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2008年05月05日

喘息(ぜんそく)

喘息とは、発作性にゼイゼイ、ヒューヒュー、息苦しい、胸が苦しい、、咳がひどくなる等の症状が繰り返してみられる病気です。
正常の人でも外界の変化、(気温や気圧など)、日内変動、異物の吸入や、感染を起こした時などに生体の防御反応として起こるもので、気道過敏性の亢進(こうしん)ともいわれ、気管支の慢性の病気です。
大きく分けると、アレルギー物質が特定されるアトピー型と、アレルギー物質が特定されない非アトピー型があります。
体の外から入ってくる細菌や、ウィルスを異物と感じてそれを排除する働きを免疫といいます。
体が異物と接触するたびに、その免疫が働きます。時として、異物に対して必要以上に反応すると、それは体にとって不快な症状や、不適切な事をアレルギーといいます。
気管支喘息ならば、ダニやほこりに対して、アトピー性皮膚炎なら卵白、アレルギー性鼻炎なら杉の花粉が原因物質(アレルゲン)になり、喘息をはじめとする、アレルギー反応が起こります。
アレルギー反応には“IgE”、免疫グロブリン(免疫をつかさどるタンパク質)が主役です。
ダニなどのアレルゲンが入ってくると、IgEが結合して免疫に関する細胞から次の免疫反応を起こさせる化学物質(ヒスタミン)などが大量に放出され、気道が反応して、喘息症状を起こします。
発作時には発作の誘因を取り除く事、発作を起こす抗原からの回避する事が治療法と言われています。
私の臨床においても、喘息の症状の緩和を認めているケースが多々あるのですが、何が関与しているかは分りませんが…原因のない結果はないのです。
咬合治療により自律神経が調整され、気管支粘膜の浮腫の変化が起こっているのかな…
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この症例は保健師の方で、喘息症状が消失後、ホコリ、ダニに対する数値の変化が認められています。

投稿者:池上 孝