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歯の噛み合わせ

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2008年08月04日

パーキンソン病(Parkinson disease)

イギリスの医師パーキンソンが初めて報告した病気でその名前が付けられています。
神経伝達物質であるドーパミンが減少し、徐々に運動機能が障害され、手足が震え、次第に動作がぎこちなく遅くなり、前かがみで、歩幅が狭まる歩き方になります。
また、まばたきが少なく、表情が固くなったり、声が小さくなったりします。
手足の筋肉が固くなる「個縮」や、何かのはずみで姿勢が揺らいだ時、瞬間的に立て直すことが出来ず倒れる「姿勢反射障害」も表れます。進行性の神経疾患といわれ進行スピードは様々です。最終的には全く身体が動かなくなってしまうのが一般的な経過です。
こうした患者は脳内でドンパミンという中枢神経系の伝達物質が減少しています。原因は不明ですが背骨のゆがみが自律神経を乱し、ドーパミンの減少は脳内血量の減少に由来するものと考えられ、脊柱側弯症はその大きな要因の一つともいわれています。噛み合わせ治療による、姿勢と顔のバランスを整えることで脳内血量を増加できるとの報告もあります。
パーキンソン病の人は猫背の人が多いと言われています。

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投稿者:池上 孝