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歯の噛み合わせ

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2008年09月08日

「歯を診る」か「歯で診る」かの違い

現在の多くは虫歯や歯槽膿漏で痛み、歯を失って噛めない、等の訴えに対し、部分的に“歯のみ”を診て治療されていますね。
すなわち、「歯を診る」治療ですね。
例えば、1本歯が抜けたならば、数日間は噛みにくいと感じるが、1週間もすれば、それに慣れてしまいます。
抜けた歯に向かって、隣の歯は傾いて移動し、上下の顎の位置的関係(低位)もずれて、噛み合わせに「ゆがみ」を生じ、筋肉にも異常な緊張を生じて、次第に体全体に「ゆがみ」が起こります。
抜歯したことにより、噛み合わせはバランスを崩し、歯のみならず、顎の不調と共に、身心の不調を訴え、典型的なドクターショッピングを繰り返しているケースも多くあると思います。
この歯が抜けたケースにおいて、「歯を診る」であれば歯の抜けたことに対して、このままの噛み合わせの状態で噛めるように治療します。
「歯で診る」のであれば、部分的に歯を診るだけではなく、噛み合わせと、身体と心の全体を診るのです。
噛み合わせの「ゆがみ」、そして一歩下がって顔、全身の姿勢を診て、顎を始め、身体の不調を追求し、バランスの崩れた、噛み合わせを提正後、機能と心身の不調の、改善を認める、上下の顎の状態で噛める
ように治療します。
治療しながら、歯で噛める様にはなったけれども、心身の不調を訴え、ドクターショッピングを繰り返して、もがき、苦しんでいるのであれば、今一度、歯の噛み合わせを、チェックしてもらってはいかがでしょうか?
<症例>
主訴 下の前歯の痛み
「歯を診れば」歯はしっかりしていて、虫歯もありません。
「歯で診れば」前歯の深い噛み合わせの為に、姿勢が「歪み」身体の歪みによる可能性が考えられます。
いくら前歯を治療しても、痛みは消えないと思います。随伴症状として顎関節症、頭痛を訴えるのが症例です。

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投稿者:池上 孝