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歯の噛み合わせ

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2008年09月16日

鼻呼吸と口呼吸

人間が無意識のうちに行っている呼吸ですが、空気を吸ったり、吐いたり、するのが鼻からか?口からか?口呼吸は様々な病気を引き起こすことを知っていますか。
口は本来は呼吸器ではありません。口は食べ物を摂取する器官であって、鼻が呼吸する器官です。
人間以外の哺乳動物は気道と食道はつながっていないのです。
鼻で呼吸すると、空気中に漂う雑菌や、ほこりなどの異物が、鼻腔、副鼻腔、内耳などにより、自然に浄化、加湿され酸素交換しやすい状態になっているのです。
口で呼吸すると酸素交換が十分できなくなり、口の中や喉に住み着いているバイ菌や刺激物や異物を、そのまま直接体内に吸い込んでいしまう為に、バイ菌は白血球に入り、体の免疫機能を直撃しています。
免疫力が低下すると、風邪や喘息、アレルギー性皮膚炎、花粉症などのアレルギー性疾患、また口の中が乾燥して唾液の分泌が悪くなる為、虫歯や歯周病、口臭などを引き起こします。
次の様な人は、気が付くと口が開いている人、いびき、歯ぎしりの癖がある人、顔の左右差が激しい、よく咳が出る人、ものを食べる時に口を開けて噛む人、喘息、鼻炎がある人。又、口が緩むのでマヌケ顔に見える人は、口呼吸をしている可能性があります。
治療法として色々な対症療法等が行われていますが、その他に咬合治療を選択肢に考えてみてはいかがですか。
鼻閉の約6割の改善を見ています。
<症例>
舌習癖、指しゃぶりにより、開口(オープンバイト)による口呼吸と思われます。
随伴症状として、歯ぎしり、顎関節症、首、肩、腰痛を訴えています。
尚、噛み合わせ治療により、鼻呼吸に改善。

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投稿者:池上 孝