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歯の噛み合わせ

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2008年11月04日

骨粗鬆症

骨も新陳代謝を繰り返していて、古くなった骨は、硬骨細胞によって破壊されますが、破壊された骨は骨芽細胞によって再生されています。
この骨吸収と骨形成のバランスが崩れ、骨吸収の速度が速くなると、骨密度が低下して骨量が著しく減少して、骨がスカスカになり骨折しやすくなるのが骨粗鬆症です。
日本人の500万人もの患者がいると言われています。
女性が閉経後、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が著しく減少し、骨がもろくなっていくことから、中年以降の女性の病気だと思っている人も少なくないが、骨量は男女とも加齢に伴って減少していきます。
40~60歳の女性で、運動習慣がある人はない人に比べて骨量が明らかに多かったという報告もあります。
運動不足によって骨への刺激が減少すると、骨形成の速度も遅くなり、骨形成と骨吸収のバランスが崩れ、骨量の減少が進むと言われています。
現在90万人と言われている寝たきりの人の原因のNo.1が脳卒中、No.2が老衰、No.3が骨粗鬆症による骨折なのです。
最も注意する事は、転倒なのです。
運動不足で脚の筋肉が低下すると、立体歩行が不安定でふらついたり、歩幅も狭くなり、足先も上がりにくく、1~2㎝段差でもつまずきやすくなり、姿勢も不安定で、日常生活のささいなことで骨折しやすく、脊椎を骨折し、腰が曲がったり、大腿骨頚部を骨折し、歩行困難や寝たきりになるケースが多くなります。
予防法としては食生活の改善、カルシウム、ビタミンD.K2、タンパク質を多く含んだ食品等、栄養のバランスの良い食事をとること。
運動は散歩、ゲートボール、温水プール浴等、毎日30分無理なく、骨に荷をかける運動を継続して骨量を増やすことが必要です。
噛み合わせ治療によりバランスの良い姿勢を作ることにより、運動もスムーズに行うこともできて、骨量の増加にもつながり、予防法の一つに考えてみてはいかがですか?

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投稿者:池上 孝