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歯の噛み合わせ

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2008年12月22日

ソース顔としょうゆ顔

自分の顔が、どちらか!と考えたことがありますか?
1987年頃から、女性が男性の顔を評価するのに使い始めた言葉です。
「ソース顔(こってりした顔)」は西洋的な彫が深く、少し暑苦しさを感じられる顔で、顔は大きく、目も大きく、はっきりして鼻も、口や歯列が大きくて、顎がすっきりして、小麦色の肌をしてます。
「しょうゆ顔」はあっさりとした日本的な顔のことで、切れ長の目で、鼻筋は通って、顔全体が細くて、小さく、特徴は涼しげだが、平凡でもあり、アイドルに多い顔です。
言い換えれば、顔全体が細く小さく、眼は細く、切れ長で、眠そうな目、鼻はスーッと通って小さく、口や歯列も小さく、歯並びも悪く、顔が細く逆三角形の顔で色白の肌をして、なよなよとした感じの顔です。
ソース顔は昔からよく見られる男性の顔ですが、最近の若い男性にはしょうゆ顔が多く見られます。
骨格と咬筋の関係は、ソース顔の方が咬筋(物を嚙む時に使う筋肉)が発達しています。
しかし、むし歯などで十分噛めなく、軟らかい食べ物が多ければ、筋肉の発達に影響し、それが骨の形態にも変化を来し、しょうゆ顔になり、顎の骨も、噛むことが少ない、軟らかい食事をとり続けると、下顎の運動も少ない為に、下顎の骨も小さくなります。顔の形は遺伝子だけでなく、生まれてからの食生活によっても変わると考えられます。
筋肉の繊維は1日動かさないと3%細くなるとも言われ、筋肉が弱くなると骨からカルシウムが溶けだして骨も細くなり、下顎もむし歯や軟らかい食べ物で噛む回数が減ると小さくなり、しょうゆ顔になります。
しっかりとものを嚙むことは、骨格系に大きな影響力を持っていて、顔も時代と共に変化している事を見て下さい。

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投稿者:池上 孝