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歯の噛み合わせ

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2008年12月15日

顎関節症の原因

顎の役割は、咀嚼、燕下、発語です。
咀嚼のしかたは頚椎をはじめとして、骨格系に大きく影響を及ぼしていると考えられます。
人は歯を抜いたり、長い間噛むことで、歯がすり減ったり、歯科治療の遅れにより歯列不正が起こったり、左右どちらかで噛む「噛みぐせ」は噛む側に負担が掛かり、咀嚼筋や顎関節に障害を及ぼします。
以上のことが原因で顎の位置異常が起こり、咀嚼や発語のなどの機能異常を生じ、下顎頭や咀嚼筋の異常運動を引き起こすことで、噛み合わせの崩壊が起こり顎関節症へとつながっていきます。
一方病的な機能であるブラキシズム。すなわち、くいしばり、歯ぎしり、噛みしめ(クレンチング)による顎の異常運動により、顎関節や咀嚼筋に障害が起きて、顎関節症につながっていきます。
すなわち、噛み合せの崩壊や不定咬合から起こる顎の位置異常により全身症状が起こっていると考えられます。
噛み合せ異常から起こる全身症状の1つが、顎関節症と考えるのが妥当と考えます。
しかし、顎関節症にも咀嚼筋に何の異常のない顎関節症もかなり認められています。
それは子供の頃からの食生活で、最近ファーストフードなどの柔らかい食べ物は、噛む力も弱く、噛む回数も少なくてすむために、筋肉も衰え、その結果として顎を始め、骨格、筋肉にも悪影響を及ぼしているものと考えられます。

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100年後の顔

投稿者:池上 孝