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2009年02月09日

自己免疫疾患

自己免疫疾患とは、免疫システムの機能が不良となって、体が自分の組織を攻撃してしまう病気です。
大きく二つのタイプに分けられ、ひとつは一定の臓器。例えば、甲状腺、腎臓、胃などの臓器に限局して病気を起こす、バセドー病や橋本甲状腺炎、若年性糖尿病、アジソン病などです。
もう一つは、全身の血管結合組織関節、漿膜など体内の様々な組織に炎症が広がる、全身自己免疫疾患で、全身性エリトマストーデス(SLE)、慢性関節リウマチ(RA)、シェーグレン病、ベーチェツイ病など、難病が含まれています。
自己免疫疾患は遺伝するといわれて、女性に多くみられることからホルモンに関与しているとも考えられます。
症状は一般的に発熱を伴って、疾患の種類と侵された部位によって変わり、特定の組織が全身にわたって侵されたり、ある種の器官だけが侵される疾患もあります。
発生すると炎症と組織損傷が現われて痛み、関節の変形、筋力低下、黄疸(おうだん)、かゆみ、呼吸困難、浮腫、せん妄が現われて死に至ることもあります。
自然治療するのもありますが、ほとんど慢性で、一生薬を使って症状をコントロールする必要があり、経過は疾患によって様々です。
次回は膠原病の予定です。

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投稿者:池上 孝