2009年06月22日
私の考える噛み合わせ治療のスプリント療法
噛み合わせ治療には2つの方法があります。
1つ目は、自分の歯を削って調整する方法です。
この方法は一度、歯を削るともう元には戻りませんから、慎重な診断の基で行われなければなりません。
もう一つはスプリントを用いて(マウスピースのようなもの)、そのスプリントを調整する方法で、症状の改善を確認しながら診断するものです。
スプリント療法を行って、全く症状の改善が見られなかった人には、多分、夜間のみの装着で顎関節症状のみの追及で他の症状の変化は見過ごされているのではないでしょうか?
私が思うに、スプリント療法は診断するために用いているものであって、治療するものではないと言うことです。
(私の20年の症例で2例だけ、自然治癒らしきものはありましたが)
私のスプリント療法は食事以外常時スプリントを装着してもらい全身の症状の変化の追及を行い、診断するものですが、最終的には患者さん自身にスプリント療法における診断を付けてもらいます。
次回は私の診断方法について。
投稿者:池上 孝