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歯の噛み合わせ

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2009年06月15日

現在の顎関節症の考え

顎関節症とは、顎の関節部、関節の筋肉の痛み、口が開けにくく、痛みを伴い、顎関節部で音がする、慢性的な病態の診断名なのです。
原因は不明で、20代から30代に多く、女性の方が男性の2~3倍と多いが、高齢になるにつれて減少しています。
原因は不明といわれていますが、食いしばり、歯軋り、噛み癖、歯科治療後噛み合せの変化等が何らか関係あると言われています。
治療法として、東洋医学的療法(鍼灸、整体マッサージ)、薬物療法、外科的療法、スプリント療法が行われています。
顎関節症の診断でスプリント療法を行ったけれど違和感が強く、症状も全く改善されなかったり、噛み合わせ治療で歯を調整してもらったけれども、症状の改善が見えなかった為に、もう諦めていませんか?それもスプリントを夜間のみ装着して顎関節の変化のみを追及してうやむやになっていませんか?
顎関節症という診断は、西洋医学的な診断名であって、顎関節しか見ていなくて、正に「木を見て森を見ず」の状態だと思います。一歩下がってその人の全身を見てみると、身体には歪みがあり、全身的な不快症状を訴えていると思います。
又、顎関節自体に何の異常も認められないけれど、全身的な不快症状を訴えて、耳鼻科、眼科、整形外科、内科・・・とドクターショッピングを繰り返していませんか?
ではどうすればよいのでしょうか?次回は、私の考えるスプリント療法についてです。

投稿者:池上 孝