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歯の噛み合わせ

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2009年09月14日

うつと噛み合わせ

うつ病、躁うつ病の患者数は92万人で、この6年間で倍増。うつ病などの気分障害の人は90万人。
「世相を映す病気」とも言われ、60代が多く、次いで50代、40代の順で、6割近くが無職だった。
日本は世界で4番目にうつ病患者が多く、患者の割合では6~8人などのデータ。
特にうつ病の患者さんは、自分が病気であるという認識を持ちにくく、真面目な性格な人が多く、病状が重い人ほど自分が怠け者だと責めてしまう。
病状は不眠や食欲低下、強い疲労感。最近では、頭痛や便秘など、体に症状が出る人が増えていて、検査をしても異常が見つからない事が多い。
うつ病はひとつの原因ではなく、人間関係のトラブルや親しい人の死といった、環境要因や、疲労や病気などの身体的な要因、遺伝的要因が関わり、複合的に発症すると考えられる。
うつ病患者の脳内では、気分や意欲、記憶などに関係するセロトニンとノルアドレナリンという神経伝達物質の量が減少している。
治療には薬物療法と、精神療法があり、溜息をついたり涙を流すことが増えたり、仕事ができているのに達成感や充実感がないといった気分変調症の症状が現わたら、受診することを進めます。
噛み合わせ治療により、うつ病と関係ある前頭眼窩皮質の血流が上昇・増加するとの報告もあります。

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次回は口臭と噛み合わせについてです。

投稿者:池上 孝