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2009年10月26日

夜間の目覚めの今と昔

自然で理想的な眠りとは、太陽が沈むとともに自然な眠気を感じて、寝床についてぐっすりと眠り、日の出とともに少しずつ目が覚めて、一晩の休息感とともに朝を迎えることですね。
ところが時間に追われている現代社会では、こうした眠りが出来なくなっていますね。
昔の人の眠りは、夜から朝まで一気にひと固まりで眠るものではなく、日が没すると共に人々は最初の晩の眠りに就き、夜中になると一度目覚めて闇の中で1~2時間過ごして、再び朝にかけて眠りに就き、夢を見てまどろんだそうです。
夜から朝まで目覚めることなく、ぐっすり眠るという考え方は、昼間の労働効率が求められたと同時に、夜の睡眠に対しても、少ない時間で、しっかりと昼の疲れをとるという考え方が広まったからだそうです。
これが現代の眠りに対する考え方で、こうして現代人は夜中の目覚め時間を忘れて神秘的な闇との出会いによって保証されていた先祖代々の営み、自然と人間の絆を顧みる機会を知ったそうです。

(日本医学部精神医学系 内山 真教授より引用)

次回は、『「眠り」も生活習慣病?そのⅠ』です。

投稿者:池上 孝