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歯の噛み合わせ

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2010年03月22日

パーキンソン病

パーキンソン病は中枢神経がおかされる原因不明の病気です。精神神経疾患の中では1000~2000人に1人ともっとも多く、これからの高齢社会の進展で患者の増加が予測される。
日本全国で15万人の患者がいて、65歳以上の100人に1人はパーキンソン病になると言われています。
中脳にある黒質といわれる部分の神経細胞がストレスにより自律神経(意思とは無関係に内臓諸器官の働きを調整している神経)のバランスの乱れによって、脳の血流が少なくなり、身体を動かす為に神経に命令を送るドーパミンという物質が不足することにより発症します。
パーキンソン症で初期に気付く症状の7割はじっとしている時や歩いている時に手の振るえ、前傾姿勢になり、歩幅も小さく、すり足になります。
起き上がり、立ち上がるなどの動作もゆっくりになります。
ヌドーパミン、セロトニンの減少のためにうつ症状、むずむず脚症候群を含む、睡眠障害、便秘、厳格、妄想が見られることもあります。
また、副交感神経の緊張と交感神経の部分的な緊張から色々な自律神経症状が急に出て動けなくなったり、突然良くなって動き出すこともあります。
唾液がすぐに飲み込めない為に口にたまって、よだれが出ます。痰が増えたり、のどにものが詰まったりする結果肺炎を起こすこともあります。
治療法は、内科的薬物療法、運動理学的療法、外科的治療法が主です。
次回は、パーキンソン病と噛み合わせについての私の考えです。

投稿者:池上 孝