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歯の噛み合わせ

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2010年05月02日

原因不明の腰痛でお悩みの方へ

人間の背骨は、骨盤の上に一本の柱のように突っ立っていて、これが頭と腕の重みを首と肩と腰と膝で支えています。
そして、頸椎、背骨(脊椎)、腰骨(腰脊)がゆるい曲線を描いて、首や肩や腰にかかる重みが分散されてバランスをとっているのです。
人間は2足歩行で、最上部に重い頭があり、頭の位置がその人の姿勢を決めているのです。
その頭の位置を決めているのが、歯の噛み合わせなのです。
長年歯で噛むと、歯は擦り減ったり、抜けた結果として、噛み合わせが低くなり、その結果下顎の位置が後に引けて、頭は前方、又は左右に傾斜しますね。そこで2足歩行で姿勢を保つために背骨や腰を曲げてバランスを取っているのです。
悪い姿勢になると頸椎はズレを生じ、脊椎は湾曲して、脊椎と骨盤を連いでいる仙腸関節の仙腸靭帯や腸腰靭帯に歪みを生じ、神経が圧迫され腰痛の原因を生みだしています。
又、脊椎を中心とする骨格は、骨盤を底辺として内臓を支えているから、身体の全体的な歪みや不具合は内臓全体の機能や体の不調にまで影響を及ぼしている可能性があるのです。
内科、外科、整形外科での診察の結果は、“特に異常は認められません”の答えしか返ってこなくて、鍼灸、カイロプラクティック、マッサージ等、対処療法に救いを求めてみるけれど、治癒には至らず、そのまま我慢して「一生付き合っていくしかない」「年のせい」でもがき苦しんで救いを求めて最後には心療内科等で対応している人がおられると思います。姿勢の改善、腰痛の軽減に歯のかみ合わせが大きく関係していることを知って頂きたいと思います。
この方法は、治療ではなくてマウスピースを口の中に装着してどうなるかを、自分自身で見て診断して頂くもので、入院はしない、手術もしない、薬は飲まないから副作用はありません。
多くの改善例を得ていますが、まだエビデンス(科学的根拠)は得られていませんが、いずれはエビデンスは確立するものと確信しています。


岡山全身と咬合を考える会
池上歯科医院
池上 孝


次回は、むずむず脚症候群についてです。

投稿者:池上 孝