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歯の噛み合わせ

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2010年07月05日

群発頭痛

群発地震の様に、ある期間に頭痛が集中して起こることからこの病名が付けられたそうです。
春先や秋口などの季節の変わり目に起こり、1度起こると毎日の様に起こり、2週間から2ヶ月くらい持続します。
その後、半年から2・3年後、再度同様に起こります。
20代~30代の男性に多くて、女性の4~5倍多く起こります。
症状は眼の周囲だけでなく、眼の奥深くに感じ、上顎や前頭部、側頭部、頬部に起こり、頭の片側へと広がり、激痛で「キリで刺されるような」「眼がえぐられるような」と表現される様に、耐えられないような強さの痛みで、動き回らずにはいられないと言われています。
夜間特に睡眠1時間から2時間、あるいは明け方に毎日同じ時間に起こる事が多く、強い痛みで目が覚めます。
痛みは発作の始まりと同様に、急速に消失するか、除々に軽減していき、再発の度に同側に起こります。
頭部の目の後ろを通っている太い血管が拡張して炎症を起こす為、その血管の周りにある交感神経や副交感神経も刺激されて、涙が出る、目が充血する、瞳孔が小さくなる、目が閉じるように細くなったり、鼻水が出るなどの随伴症状を伴うと言われています。原因は不明ですが、視床下部説、ヒスタミン説、内頚動脈由来等が言われていますが、タバコ、飲酒、昼寝等が誘因となっています。
治療法として、純度100%酸素、血管拡張、予防薬等の薬物療法があります。
噛み合わせ治療との関係は不明ですが、現在治療中で、良い結果が出ている様に思います。
結果が出れば症例として報告する予定です。

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次回はクローン病についてです

投稿者:池上 孝