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歯の噛み合わせ

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2010年08月30日

健康である理想の噛み合わせ

2007年6月5日第一回目のブログを開設し、毎週月曜日に更新することとしてして、早や3年が過ぎ、今回200回を迎えました。
これからは毎週の更新ではなく、不定期更新となりますがよろしくお願いします。
疑問等ありましたら、私のわかる範囲内ではありますがお答えしようと思っていますので、お気軽にお問い合わせください。

噛み合わせ治療は大学でも教科にもなく、もちろん教科書もありません。
噛み合わせに興味を持ち、研究を重ねて平成元年から歯の噛み合わせ治療を中心にやろうと決心して、その間出逢いのあった患者さんで結果の出た人々に支えられて今日に至っております。
まだまだ未知の世界ですが、私の先生は結果の出た患者さんなのです。
今までに私が患者さんより教えられた病気と噛み合わせについて述べてみます。

理想の噛み合わせは上顎面と下顎面がパラレル(平行)であるということ。
これはアスリートの人々がほとんどこの理想的な噛み合わせなのです。
だから人間の健康、運動能力は噛み合わせによって左右されていると云っても言い過ぎではないと思います。
人間も年と共に自然現象で歯も擦り減り、又、歯の治療(抜歯も含めて)等により、上下間の高さを失って低く低くなりますが、これら全て年のせいで片付けられて、低くなったものを高くするという考えはまだ浸透していません。
本当は下の顎は前方に出たがっているのですが、低くなり無理やり後方に押しやられてその結果まで悪くなります。
そこでスプリントを用いて一時的に噛み合わせを挙上して、下顎が前後左右どこにでも動けるようにしてやると、下顎はほとんど前方に出てきて、アスリートの人と同じ噛み合わせになってきます。
挙上されることで下顎が前方に移動して、頭位が変わり、姿勢が良くなるし、脳血流にもよい影響を与えて免疫系を含めて身体にも好影響を与える事がわかってきたのです。
下顎は頭のバランサーの役目をしていて、噛み合わせにより頭の位置が決まるのです。
逆に噛み合わせが悪ければ、頭のバランスを狂わせて、姿勢も悪くなり、脳血流も悪くなり、身体的にも悪影響を及ぼしているのです。

次回は改善された症状についてです。

投稿者:池上 孝