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歯の噛み合わせ

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2011年11月04日

噛めない義歯は噛み合わせかも

義歯が外れやすく、痛みがあり、咬めない為に歯科で治療を受けても、余り改善されず、困っている方も多いと思います。
又、歯科を転々として噛めない義歯を多く持っている方もおられると思います。
原因として考えられるのは下顎の義歯の形が小さい事と、噛み合わせが低く、狂っていると考えられます。
下顎の義歯と、上顎の義歯を比べてみると、下顎には舌がある為に、小さいのは当然ですが、面積を広くする為に、舌、ほっぺの部分で最大限大きくすることで、面積が大きくなりその結果、義歯が安定します。
次に噛み合わせですが、生まれ持った噛み癖があり、そのままで義歯を作ると噛み癖と反対側で噛むと、義歯は外れ粘膜が傷付いて、痛みを訴える事が考えられます。
又、ほとんど噛み合わせは低くなっており、その結果、口の中の容積も小さくなり、舌の動きが悪く、むせたり、「ゴックン」が出来ず誤嚥性肺炎の原因にも繋がります。
顔貌も若い時と比較すると、噛み合わせが低くなるにつれて、下顎は後方へ移動し、口唇は薄くなり、形はへの字になり、しわも出来て、口角部は毛管現象により、常に唾液が留まり赤味を帯びて口角炎の原因と考えられます。
これらは全て自然現象で、「年のせい」で片付けられています。
咬合を高くする、噛み合わせ治療により、義歯は安定し、痛くなく、よく咬めて、顔貌も姿勢も若々しくなり、全体的健康を取り戻す事を知って頂きたいと思います。

2011年11月3日

投稿者:池上 孝