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歯の噛み合わせ

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2012年10月18日

健康寿命と介護

自分の人生の終末期の状況を考えた事がありますか。
近年、高齢化が進む中で、介護の世話にならずに人生の終末をNNK(寝込んで寝込んで苦しむ)でなく、PPK(ピンピンコロリ)で終えるのが理想です。
元気がない、疲れやすい、うつ、等の身体や精神の不調、不眠、頭痛、眼精疲労、首・肩こり、鼻炎、アレルギー、耳鳴り、便秘、下痢、胃腸症状、生理異常、腰痛、膝痛、等のいわゆる未病状態で困った人々は各種の検査をして異常は認められなくて「異常ナシ」と診断されます。それでも身体は苦しくて次々とドクターショッピングを繰り返しながら薬物療法、東洋医学的療法に頼っているのが現状です。
この様な未病状態と「歯の噛み合わせ」とが深い関係がある事をご存じですか。
下顎は関節を介して筋肉や靭帯で頭部に固定され、ぶら下がっています。
下顎の位置が狂うと頭の位置が傾き、ズレを生じて、それを支えている頸椎、その下部の胸椎、腰椎の配列異常が起こり、姿勢も狂い、体全体のバランスも崩し、その結果、未病状態が起こっていると考えられます。
歯も経年的にすり減り、噛み合わせは低くなり、口腔内の容積は小さくなる事で、舌運動も悪くなる為、誤嚥性肺炎の原因にも繋がります。下顎は後方へ移動し、頭は前方へ傾き、その結果、猫背になり、バランスも悪く、歩きもふらつき、ちょっとしたものに躓いて転倒、骨折して、その結果、寝込んで、介護を受ける事になり、痴呆症に繋がっていると言っても過言ではないのです。
健康の三原則は、快食、快眠、快便であって、噛み合わせが大きく関係していて、噛み合わせ治療により健康を取り戻す事も出来るのです。
今年6月厚生労働省が初めて健康寿命を発表しました。
平均寿命は年々延びていますが、介護期間も延びているのが現状です。
平均寿命から健康寿命を引いたものが介護期間なのです。
すなわち、男性9.22、女性12.77年間は寝たきりの期間です。
健康寿命を延ばす為には、「歯の噛み合わせ」治療を行う事で、顎が正しい位置に是正され、頭の位置も変わり姿勢も良くなり、不定愁訴も改善、消失し、全身的、精神的に健康を取り戻す事ができるのです。介護予防の1つの方法として考えて見て下さい。

投稿者:池上 孝