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歯の噛み合わせ

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2013年11月21日

ドライマウス、ドライアイでお困りの方~歯科からの提言~

日本人のドライマウスで悩む人は、800万人と言われていて、ドライアイも同じ800万人という報告があります。
唾液も涙液も同じ血液の成分であり、腺細胞由来なのです。
ドライマウスの軽症では、「口の中の不快感」「口の中の乾燥感」等で、重症になると「舌が痛い」「口臭がひどい」等で唾液が減少すると感染症にもなりやすく、全身疾患に結び付く病気なのです。

原因は一つではなく、複合的で、唾液腺は自律神経に支配され、ストレス等により緊張したり、不安になったりすると交感神経が優位になり、唾液は出にくくなって口が渇くのです。

又、薬の副作用による口渇も考えられます。
唾液が増加すると連動して、涙液も同様に増加するのです。
ドライアイも様々な要因により、涙液および角膜上皮の慢性疾患で不快感や見えにくさを伴います。
「パソコン」「エアコン」「コンタクトレンズ」の3つが大きな要因と言われていますが、ストレスや大気汚染、薬による副作用と多くの要因が関係していますが、加齢もリスクを高めています。

目の検診では、全体の31%がドライアイと診断されています。
男女別で見ると、女性が41%、男性22%、コンタクトレンズ使用者も41%で非使用者は21%と少ないのです。
女性に多いのは女性ホルモンと関係していると言われているます。
症状はゴロゴロする、乾く等の不快感と、かすむ、まぶしい等の見えにくさ、まばたきが思うようにできない、眼瞼けいれん、眼瞼下垂等の症状で、日常生活に様々な影響を与えています。

正常な目は十分な涙液が、角膜、結膜の粘膜を覆って目の表面を保護していて、その為に角膜の表面はなめらかで、光が目に正しく入るのでくっきりと見えているのです。
それが涙液の減少により、さまざまな症状に繋がっているのです。
私が思うに、ドライアイ、ドライマウスも同じ症状と考えます。
要するに涙と唾液が増加すれば、多くは解決する事です。
言いかえれば、唾液と涙液は自然の特効薬なのです。
私が行っている噛み合わせ治療により、早期に涙と唾液は間違い巻くなく増量している症例を多く経験しており、事実を知っているからです。
本当にドライアイ、ドライマウスでお困りの方は選択肢の一つに、歯の噛み合わせを考えてみてください。

投稿者:池上 孝