2014年03月14日

人生を左右する噛み合わせ

多くの人は、噛み合わせはただ単に上下の顎で物を噛めさえすれば良いと考えています。
私の考える噛み合わせは、人間の姿勢を左右するものです。
健康な人の姿勢を想像してみてください。
顔貌も若々しく姿勢はシャキッとして良いのです。
そして、その人々は噛み合わせも良いのです。
人間は最上部にボーリングの玉が乗っていると思って下さい。
その玉が前後、左右に傾いたら、姿勢はどうでしょうか？(下の図)
二足歩行の為、バランスをとるのに背骨を前後、左右に曲げているのです。
そのボーリング玉の位置を決定するのが、下の顎の位置で、歯は経年的にすり減ったり抜歯する事等により噛み合わせは低くなります。
正面から見ると、頭は左右どちらかに傾きます。
側面から見ると下顎は後方へ引き下がり、頭は前方に傾きます。
その結果、背骨が猫背で前のめりになり、頭は左右どちらかに傾く為に、バランスが悪くなり、ギクシャクした歩行になります。
その為一寸した物につまずき、転倒、骨折、そして寝たきりになり痴呆症に繋がる可能性があるのです。
人間の健康で重要なのは、①快食②快眠③快便、そして④運動です。
残りの人生は平均寿命ではなく、健康寿命が大切なのです。
そこに関与するのが噛み合わせなのです。