2014年05月26日
論文ができました
第4集の論文が出来ました。
「噛み合わせ治療と線維筋痛症と膠原病」
線維筋痛症を伴った膠原病の全身性エリテマトーデスと、シェーグレン症候群を咬合治療で、歯科医科連携して改善を見た症例を報告後、論文にしてみました。
咬合治療により症状改善をみた線維筋痛症を伴った膠原病患者の二症例の報告
線維筋痛症は検査をしても器質的な異常が見つからず、整形外科、リウマチ科、ペインクリニック、神経内科など、ドクターショッピングを繰り返しても、原因不明で骨、筋肉などの全身に激しい痛みが持続し、随伴症状として、不眠、うつ等の精神症状、過敏性大腸症候群等の自律神経失調症を伴う。
近年ドライアイ、ドライマウス等のシェーグレン症候群、逆流性食道炎、舌痛症等、口腔に関係した粘膜系の障害が高頻度に合併して、膠原病等の自己免疫疾患も併発することも報告されている。
また、線維筋痛症の90%以上に顎関節症状が認められて、そのうち40%は線維筋痛症診断前に顎関節症の治療を受けているとの報告もあります。
今回医科より紹介された、線維筋痛症を伴った膠原病の全身性エリトマトーデスとシェーグレン症候群の症例に対し、i-SPLINT(池上式スプリント)療法を行ったところ、姿勢の改善とともに症状の改善、消失を認めたので報告しました。
興味のある方は差し上げます。(※ただし送料は着払いでお願致します。)
投稿者:池上 孝