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歯の噛み合わせ

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2014年12月03日

ドライアイと噛み合わせ

ドライアイの患者は現在国内には、約800万人~2200万人いると言われています。
ドライアイは、涙の分泌量が減ったり、涙が蒸発しやすくなり、目の表面が乾く事で、目が疲れる、物がかすんで見える、目に異物感があり、コロコロ・チカチカする、目が痛い、光を見るとまぶしい等の症状が現れるものです。
原因は加齢や過度のVDT作業(パソコンやスマートフォン等のモニターを長時間見つめる)、エアコンによる空気が乾燥した環境、コンタクトレンズの装着、シェーグレン症候群、全身の病気や薬の副作用から起こることもあります。
ドライアイで失明等の重篤な状態になる事はまれですが、目の表面の角膜にできた傷に細菌感染で視力低下を起こす可能性もあります。
予防法として、見る事に集中すると瞬きの回数が減少し、症状を悪化させるため、VDT作業では1時間を目安に目を休める事。
モニターを見る視線を下向きにすると、露出する目の表面積が小さくなるので、涙の蒸発を抑えられます。
さらに、室内の乾燥に注意し、エアコンの風が直接当たらない工夫をする事も予防に繋がります。
治療は対症療法としての点眼薬です。
歯科的には、噛み合わせ治療により自律神経が調整され、副交感神経が優位に働き、涙液、唾液の分泌量が増え、ドライアイ、ドライマウスの症状改善に大きく関与している事を知って頂き、噛み合わせを選択肢の1つに考えてみてください。

投稿者:池上 孝