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歯の噛み合わせ

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2016年12月24日

私の思う顎関節症と噛み合わせ

顎関節症で困っている方の多くは治療の為にマウスピースの様な物を作って装着されていますね!
現在のマウスピースは、顎関節症、かみしめ、歯軋り、睡眠時無呼吸症候群の予防に使われています。
多くは上顎に装着して、しかも使用は夜間のみで症状が改善すればいいのですが、結果が出なかった時はどうしますか?
予後について聞いた事がありますか?
多くはうやむやの中で途中やめになっていませんでしょうか?
しかも長期間使用すると、口が閉じられなくなって、咬めなくなるという事を御存じですか?
私は、マウスピースはあくまで診断のために使用して、出来るだけ短期間で診断するものだと思います。
顎の開閉運動の支点は、顎関節部ではなくて、第2頸椎(軸椎)の歯突起にあると言われています。
顎関節症は、顎関節の位置のズレによるもので、そのズレを正常な位置に戻せば良いのです。
すなわち支点が変わる事は頭位が変わり、引いては姿勢も変わり、顎関節症の症状だけでなく、全身の身体の不調も改善されるのです。
すなわち、顎関節症は噛み合わせ治療の通過点に過ぎないのです。
現在の顎関節症治療は口腔、歯、顎関節のみを見ていますが、一歩下がって全身をみて見ると姿勢、すなわち身体の歪みまで影響が及んで全身の健康に関係している事を知って頂きたいと思います。

投稿者:池上 孝