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歯の噛み合わせ

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2017年09月04日

ドライマウスと噛み合わせ

ドライマウスとは、何らかの原因で唾液の分泌量が減って口の中が乾燥した症状のことです。
軽症では口内のネバつきや、飲み込みにくさ、口臭等を感じます。
症状が進行すると舌のひび割れが出来て、舌が痛くなり、物が食べられなくなる事もあります。
口が渇く為、水分の摂取量も増えて、胃弱・便秘の症状も伴うケースが多いと思います。
原因は、唾液の分泌量が減る、加齢と咬む筋肉の衰え、薬を服用する機会が増え、副作用なども考えられます。
予防法は、食事はなるべくよく咬んで、舌のストレッチ、顎を大きく動かす、顎周りのマッサージ等が言われています。
歯科的に、噛み合わせが悪ければ、噛もうとしても咬み辛く、義歯であれば、義歯の安定が悪い為に、噛めばあっちこっち痛みがあり常に外れやすくて困っている方々は多いと思います。
その原因の多くは噛み合わせが低すぎるからです。
良い高さの噛み合わせになれば、唾液は湯水のごとく溢れ、ドライアイ、ドライノーズ、ドライマウス、胃弱、便通の症状の改善に繋がります。
唾液も涙も血液の成分で腺細胞由来です。
赤ちゃんは、口の中が唾液で溢れてよだれが垂れていますね。
加齢と共に歯もすり減って、咬み合わせが低くなり、唾液も井戸が涸れる如く減少してきます。
これも多くは皆年のせいで片づけられているのが現状です。
そこに噛み合わせの治療を取り入れる事で、間違いなく唾液も涙も増えます。
唾液と涙は自然がくれた特効薬です。
一度噛み合わせを体感してみてはいかがですか?
割箸を5㎝位に切り、両小臼歯部で5分程咬んでみてください。
眼、鼻、口の変化を体感してみて下さい。
それが私の言う噛み合わせです。

投稿者:池上 孝