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歯の噛み合わせ

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2019年01月21日

自律神経失調症と噛み合わせ

自律神経とは身体内部の情報と身体外部の刺激を身体を正しく健康的に調整、制御(コントロール)する神経で、自律神経は自分の意思とは関係なく作動します。
これに対し、自分の意思でコントロールできる神経は「体性神経」(運動神経)と言います。
自律神経失調症とは、それらの調整、制御が不調になり、様々な症状が繰り返し出現、改善する病気(疾患)です。
代表的身体の症状のうち、同時に出現したり、治っても別の症状が出るなど、複雑な臨床症状が現れるのです。
その症状とは、疲れやすい、朝起きられない、頭がふらつく、ふわふわする、頭重、ズキズキする
体温異常、睡眠異常、口渇、喉の異物感、詰まった感じ、耳鳴り、耳閉感、動悸、息切れ、胸の痛み、圧迫感、胸やけ、げっぷ、吐き気、便秘、下痢、頻尿、残尿感
首、肩のこり、腰の痛み、だるさ、皮膚粘膜のかゆみ
手足のしびれ、力が入りにくい、手足のむくみ、ほてり等です。
原因を特定することは困難で多くは「ストレス」が原因と言われています。
現代社会に生きるには、大なり小なり、多かれ少なかれストレスはかかっているものです。
しかし発症する人としない人がいるのは、生まれ持った体質、体格、季節、気圧、育った環境などが左右すると考えられています。
しかも嫌な事でも全く動じない人もいれば、ぐったりとする身体症状、精神症状が出る人もいます。
又、心身症、神経症、うつ病など間違いやすく、区別が困難なのです。
治療法としては
生活習慣の指導、食事指導、薬物治療、休養指示が行われています。
自律神経の乱れは自律神経失調症以外に神経性胃炎、メニエール病、過敏性腸症候群があり、検査をしても異常が見つかりにくいという特徴もあります。
自律神経が乱れるのは、ストレスが限界に達した時、女性の場合月経一週間前「黄体期」になると「PMS」(月経前症候群)に症状が現れやすくなり、自律神経症状を引き起こしやすくなります。
自律神経症状は様々で、不調を感じた時ストレスを受け続けないように、生活習慣を改善してしっかり休養をとる事だと言われています。
私見として、対症療法だけでなく一度噛み合わせというものを考えてはいかがですか。まず割り箸を5㎝くらいに切り、左右の小臼歯部で10分間咬んでみてください。
すると目、鼻、口内、呼吸に変化が現れる可能性があります。
目症状 コロコロ、チカチカ、目が開いた、視力が変わったり、鼻の通りが良くなったり、口内に唾液が増加、呼吸が深く、楽になったり等の症状が確認できれば、それが自律神経が調整されたという事です。すなわち副交感神経が優位に働いたという事です。
それが歯の噛み合わせなのです。

投稿者:池上 孝