2015年09月11日
ロコモティブシンドロームの予防と噛み合わせ
最近、ロコモと言う言葉をよく聞きますね。
ロコモとは、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の略で筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器の障害から運動機能が低下し、立つ、座る、歩く事に障害が起こる事を言います。
症状が進行すると、要援護、要介護にも繋がる可能性があります。
介護の原因の第一位は、運動器の障害という結果も出ています。
現在の予防法は、適度な運動で刺激を与え、適切な栄養を摂り、骨粗鬆症にならない為の薬、そして最後には手術による人工関節を入れる事です。
そこにもう一つ、咬合治療が関係している可能性がある事を知って頂きたいと思います。
人間の姿勢は頭の位置によって決まり、頭の位置は噛み合わせによって決まるのです。
ほとんどの人は、年と共に噛み合わせが低くなり、姿勢も悪く体が歪んでいるのです。
噛み合わせ治療により姿勢が良くなり、その結果バランスも良くなれば、運動をする事も可能になり、健康維持に繋がりロコモの予防に大きく関係する事を知って頂きたいです。
噛み合わせ治療で杖から解放された症例
●73歳 女性 : 斜頚に伴う頭痛と尿漏れ、杖から解放され頭痛と尿漏れも改善した症例(脳外科からの紹介)●
初診 2ヶ月後 初診 2ヶ月後
投稿者:池上 孝